非常用持ち出し袋に追加した子どものタンクトップ

　このように、災害への備えを日々アップデートしているnicoriさん。先日の臨時情報を受け、非常用持ち出し袋に新たなアイテムを追加することにしました。その様子を、Xに写真付きで投稿しています。

　そこには、子ども用の白いタンクトップに息子の名前、性別、血液型をはじめ、住所と電話番号、両親の名前、祖父母の連絡先などを手書きしたものが写っています。

「書きながら泣きそうになった。使うことがありませんように」との願いを込めた投稿には、8000件を超える“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には、「書く勇気に拍手　災害用品ってシミュレーションするから気が重くって、用意が進まないのよね。それをここまで想定して書くなんて！　素晴らしい。これを使わずにサイズアウトしますように」「すごい!!　こんな方法があるんですね　使わないのが一番だけど、これは役立ちそう!!」「防災グッズ用意しながら私も泣きました」「素晴らしいアイデアですね　うちの末っ子もまだ保護者の電話番号や自宅の住所を覚えられていないので、この方法真似させていただきます」などの声が上がっています。

「誰かの命をつなぐお役に立てれば」

　情報が記載されたタンクトップを追加した理由は、「タンクトップなら服の上から着たり、サイズアウトしていても腕に巻いたりできる」から。以前、見た記憶を頼りに作りました。

「追加で、ペットボトルオープナーや小分けになったハチミツも入れました。ほかにも、上空へのSOSにも有効だと考え、手鏡も入れたいなと思っています」

　今回の投稿について、「誰かの命をつなぐお役に立てれば」とnicoriさん。自然の力は計り知れず、常に危険と隣り合わせです。準備している非常用持ち出し袋の中身を確認し、足りないものがないかなどの見直しも大切ですね。

（Hint-Pot編集部）