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傘ソムリエがすすめる日傘は全天候向け 「耐水性能は高く、ゲリラ豪雨対策の面でも人気」
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「買い替えのタイミングは2~3年」
――裏にコーティングされている晴雨兼用の日傘のほうが、通常の傘よりも耐水性能が高いというのは意外でした。ゲリラ豪雨や台風などの強い雨のために、今から日傘デビューするのも良さそうですね。そうした要素を踏まえ、傘ソムリエとして、おすすめの日傘はありますか?
「『LESS IS MORE』シリーズの『ZENTENKOU 折 55cm』が性別を問わず、おすすめかと思います。UVカット率99.9%以上、遮光性・遮熱効果99.99%以上で、ポリカーボネートとグラスファイバー骨の組み合わせで、風に強く、たたみやすい傘であることもポイント。価格も税込み2200円と手頃です」
――水漏れなどで物理的に劣化がわかる雨傘と違い、日傘は劣化がわかりにくい面があります。買い替えのタイミングや、買い替えを検討すべき目安を教えてください。
「買い替えのタイミングは2~3年くらいです。それ以外にも次のような状態が見られたら、買い替えを検討してください」
1. 生地に穴や破れがある
2. 生地の薄れや色あせ汚れが進んでいる
3. 骨組みの歪みがある、開閉がスムーズでなくなっている
――日傘は古くからありますが、今のようなUV技術はなかったと思います。一定の効果はあったはずですが、たとえば昭和初期頃の日傘は“紫外線を遮る”“暑さをしのぐ”面で、現代の傘と比較できるものなのでしょうか?
「現状、昔の日傘(純パラソル)は少なくなっており、あまり市場に出回っていません。機能面では、UVカット機能は低く、遮熱に関しましても、そこまで高くなかったと想定されます。
ただ、そもそも昔と今では天候が違い、気温もこれほど暑くなく、紫外線量も少なかったでしょうから、それで十分な機能をしていたと考えられます。条件が異なりますから、一概には比較できないかもしれませんね」
8月も後半ですが、まだ強い日差しを感じます。風や雨にも強い、晴雨兼用の全天候向けが土屋さんのおすすめとのことで、今から日傘デビューするのもいいかもしれませんね。
○取材協力:土屋博勇喜さん
(Hint-Pot編集部)