お迎えのために保護犬譲渡の講習を受けた飼い主さん

　推定3歳の元保護犬「金時」くんは、ふわふわのシッポときれいな瞳がチャームポイントの男の子です。人間は苦手ですがいぬは大好き。一緒に暮らす元保護ねこの「たび」ちゃんとはほど良い距離感を保ちながら、穏やかに過ごしています。

「いつかいぬをお迎えしたい」と思っていた飼い主さん。配偶者さんの在宅ワークが増えたことをきっかけに、本格的にいぬとの暮らしを考え始めました。保護犬について調べていると、飼い主さんの住む地域で野犬が多数収容されていることを知ります。

　飼い主さんは譲渡を受けるために必要な講習を受講し、毎日収容所の情報を確認していました。するとある日、更新された情報のなかから小さな金時くんの写真を見つけ、ひとめ惚れ。あまりのかわいさに虜になりました。

「翌日すぐ愛護センターに問い合わせて、マッチングの予約を入れました。実際に対面してから譲渡を受けることに決め、その日のうちに我が家にやってきました」

毛に何かがついたまま過ごすのは日常茶飯事

　たくさんの愛情を注がれ、幸せな日々を過ごす金時くん。話題の一枚が撮影されたのは、配偶者さんが新しい服を購入したある日のことでした。テーブルに貼られていた「XL」のシールが、いつの間にか金時くんの背中にくっついてしまったようです。しかし、まったく気づかずまったりしていたといいます。

　それに気づいた飼い主さんは、シールをおでこへ移動。それでも金時くんが違和感を覚えることはなく、そのまま半日が過ぎました。

「毛が長いので、散歩のときに草や落ち葉や謎の種なんかをくっつけていることは日常茶飯事です。だから、シールにも気づかなかったのだと思います」

　小さいことを気にしない、おおらかさも金時くんの魅力です。そんな金時くんとたびちゃんの日常は、飼い主さんのインスタグラムアカウント（tabi_to_kintoki）でも見ることができますよ。

○取材協力：たにったー（TANItter）（@tnm201x）さん

（Hint-Pot編集部）