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「私たちの街では、車がないとどこにも行けない」 アメリカ人が日本の公共交通機関に感激したワケ
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訪日外国人のなかには、母国ではあまり利用しない公共交通機関を日本で体験する人もいます。日本に5か月滞在していたというアメリカ人大学生の女性は、日本の公共交通機関と、あるアイテムの便利さを絶賛していました。いったい、どんなものを使ったのでしょうか。
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「運転しなくてもいいんだ!」 母国との違いを実感
アメリカ・アイダホ州の大学に在学中のレイチェルさんとブレンナさん。レイチェルさんは5か月間、日本に留学していました。母国への帰国を控えた直前、タイに留学していたブレンナさんが日本へやってきて、一緒に観光することに。
浅草寺や国立美術館に行って、ショッピングをする予定を立てるなど、東京散策を満喫しているふたり。移動では公共交通機関を上手に利用するなか、アメリカとの違いを感じたといいます。
「私たちの街では、車がないとどこにも行けません。バスもありますが、本数や行き先が限られています。日本のようなICカードもありません」
ふたりが暮らすアイダホ州では、ニューヨークのような大都市と違い、公共交通機関があまり発達していないそう。日本では車がなくても楽に移動できることに、レイチェルさんは感心していました。
「日本に来て、運転しなくてもいいんだ! ICカードひとつでどこにでも行ける! と小躍りしました。留学先でも、バス移動ができてすごく便利でしたね」
利便性が高い日本の交通系ICカード。さまざまな種類があり、多くのものが全国各地の電車やバスなどの公共交通機関で利用できるといわれています。また、コンビニエンスストアなどでは電子マネーの代わりにも。
レイチェルさんも、すっかり交通系ICカードを使い慣れている様子。電車に乗るときも、母国では感じられない快適さを味わっているようです。
「東京の地下鉄も慣れてしまえば動きやすいし、どこにでも電車が走っていて本当に移動が楽だと思いました。アメリカに帰ったら、また運転しなくてはいけません……」
日本の公共交通機関を駆使して、観光を楽しんでいるレイチェルさん。ブレンナさんと一緒に、素敵な思い出をたくさん作ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)