「お願いです助けてください」。8月26日、Xに投稿されたのは2児の母親による悲痛なメッセージです。1歳2か月になる長男が離乳食を食べてくれず、わらにもすがる思いでネット上にSOSを出しました。すると、全国のママパパから思わぬ反応が……。投稿したかほ@離乳食食べない（@aaa1006yyy）さんに、詳しい話を伺いました。

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「とにかくずっと孤独」　打ち明けた悩みに共感の声

「お願いです助けてください
1歳2ヶ月、離乳食全く食べません。ミルクも飲まず。
かろうじてなんとか食べる（流し込める）のは、ベビーダノン、BFそのまま素材、小さくちぎったポテトだけです。
うちの子これなら食いつきよかったよっていう食品、食材をリプ欄で教えてください
食べなさすぎて病んでます」

　かほさんが長男の離乳食に悩む様子をつづると、2800件の“いいね”、そしてさまざまなアドバイスが寄せられました。

　2人目の子どもで育児経験はありますが、長男は離乳食を食べてくれない状況が続いていました。

「離乳食で悩み始めたのは、離乳食始めてすぐ（生後6か月から）。最初から食べが悪くて今までずっと悩んでいます」

　赤ちゃんは離乳食を食べながら、母乳やミルクから卒業していきます。最初はおかゆから始まり、徐々に食べられる種類を増やし、栄養を取っていきます。

　しかし、赤ちゃんには個人差があり、誰もが同じように食べてくれるとは限りません。投稿にも「うちの子も全然食べません」「うちも1歳2ヶ月頃までお米数粒でも食べさせたら嘔吐」「3人育てましたが、ミルクから離乳食に移行のときは、あんまり食べなかったですね」と共感する声がありました。

　かほさんは試行錯誤しながら、いろいろな食材を試しました。

「食べるものが見つかって喜んでは、また数日後それも食べなくなってまた振り出しに戻るというような一進一退の日々です」

　普段の3食の食事内容を聞くと、「朝：ヨーグルト2個（朝は全く食べないので）　昼：うどん少し、ヨーグルト　夜：どんぶり、ヨーグルト」とのこと。「ヨーグルトだけは食べてくれるので毎食あげています」。少しでも食べてくれるならと切実な様子が伝わってきます。

ネットは激励　「毎食何か出すだけで100点！！」

　ネットからは数々の助言もありました。

「うちの子も全然食べずで、家でも保育園でも色々やって食べずで、台所付きで専属栄養士のいる保育園から『もうやれることは全部やりました。幼児食にしましょう』と言われ幼児食にしたら爆食し始めました」

「1歳頃は大人用に炊いたごはんにちょっとお湯かけて少し柔らかくして鰹節、しらす（お湯かけて塩抜き）、青海苔あたり混ぜたごはんばっかあげてた　あとは食パン、たまごボーロ、いちご、焼き芋あたり」

「その頃、ほぼ納豆飯しか食べないで成長した子の母が通ります」

「みかんとバナナかなー　祖母にフルーツ女王って呼ばれてたな」

「なによりお母さんがこれなら食べるかも、今日は食べるかもと期待しないのが1番かも…毎食何か出すだけで100点！！」

　これが正解というものはないかもしれませんが、少しでも問題解決の手助けにと、各家庭の工夫が共有されました。

「あのポストをしてから本当にたくさんの方からアドバイスをいただきました。自分のまわりでは離乳食で悩んでいるという人がいなくてとにかくずっと孤独でしたが、Xでいろんな人とつながる中で悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだと救われました」とかほさん。

「『これならよく食べたよ』というリプライをたくさんもらい、今は1つずつ試している最中です。また『いずれは絶対食べるようになるから』『頑張りすぎないでね』という言葉をたくさんもらいました。毎日食べなくては落ち込むという日々ですが、その度に皆さんからのリプライを見て励まされています」と現状を報告し、感謝の言葉で結びました。

（Hint-Pot編集部／クロスメディアチーム）