多くの訪日外国人が夢中になる日本の食。寿司やラーメンなどは、世界的にも人気のグルメとして定着しています。初めて日本を訪れているイタリア人カップルは、普段食べ慣れているパスタとはまったく違う味わいの、日本の麺料理にとても驚いたといいます。いったい、どんな料理だったのでしょうか。

　◇　◇　◇

行きたいところがびっしり　手作りのしおりを持参したイタリア人カップル

　イタリア中部に位置するモデナからやってきたジョバンニさんとフランチェスカさん。ともに初めての訪日で、2週間ほどの滞在を予定しています。

　ふたりはもともと日本を訪れたいと思っていたそう。行きたいところがたくさんあり、ジョバンニさんが旅のしおりを作成し、スケジュールを管理しています。

　なんと東京だけでも、A4サイズの紙の両面に、細かな文字でびっしりと予定が記載されています。まだ滞在3日だというのに、そのプリントアウトした紙はボロボロ……。行き損ねたり、見逃したりをしたくないという思いが強く伝わってきました。

　ふたりは、東は浅草や築地から西は中目黒や下北沢まで、都内各地をめぐりました。さらに、鎌倉まで足を伸ばしたそうです。

パスタとは異なる食感の麺類に驚き

　行きたいところが目白押しなふたりにとって、食べておきたいものもたくさん。寿司や餃子、焼き鳥など、定番の日本食はひと通り食べたといいます。また、パスタの国、イタリアから来たふたりが、なかでも驚いた日本食はうどんです。

「僕たちはパスタで麺類を食べ慣れていますが、うどんは食感が全然違いました。パスタよりもっと柔らかくて、するっと食べられます」

　ジョバンニさんたちは、かけうどんスタイルのものを食べたそう。「スープに入った麺はイタリア料理にはないですしね」と日本のうどんは目新しく映ったようです。

　これから木曽路を散策し、京都、広島、宮島を訪れる予定だというふたり。行く先々でもたくさん見たいところがあるようで、限られた時間を有効に使って素晴らしい思い出を作ってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）