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花が咲く観葉植物を育てるときの注意点 初心者におすすめの種類も プロが解説
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教えてくれた人:のなか りえこ
インテリアとして人気の観葉植物。なかには美しい花を咲かせるものもあり、いつもの空間に華やかさを添えてくれます。しかし、興味はあっても「枯らしてしまうかも」とか「花を咲かせるのは難しそう」など、ハードルが高いと感じることも。フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに、初心者が押さえるべきポイントと花が咲く育てやすい観葉植物について伺いました。
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通常の観葉植物の手入れとは違う? お手入れのポイント
観葉植物のなかには、花が咲くものもあります。お手入れが難しい印象を持つかもしれませんが、ほかの観葉植物と同様に特別なことはありません。観葉植物の花が咲きやすい・咲かないは、育てた環境によるといえます。種類によって違いはありますが、観葉植物を健やかに育てるために大事なのは、「水」「光」「風」の3要素が整った環境です。
水やりは、土の表面の状態を確認してから行います。乾いていたら、たっぷりと全体に行きわたるように水やりをしましょう。水は植物にとって必要不可欠な存在ですが、水を与えすぎると根が腐ってしまい、枯れる原因になるので注意が必要です。
窓際など直射日光が当たりすぎる環境は、植物にとって良くありません。植物の光合成に光は欠かせませんが、強い太陽光で葉焼けして、枯れてしまう原因になります。もし室内の明るさが足りない場合は、市販の植物育成用ライトで補うのもひとつの手です。
また、風通しが悪い場所にあるとカビが発生しやすく、元気に育たない場合も。葉がそよぐ程度を目安に、サーキュレーターなどを使って風通しの良い環境作りを心がけましょう。
花が咲いても、基本的に特別なお手入れはなく、その植物に適した方法で管理します。ただ、花が咲くと枯れてしまったり、弱ったりするなど、種類によっては必要な栄養を開花のために使い切ってしまうものも。親株は成長を止め、新たな株(子株)をつけます。
花の時期が終わったら、放置せずに花の部分を切りましょう。葉や次の花芽がある場合は、そちらへ養分が行くように、咲き終わった花をそのままにしないでください。