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「食べるのがもったいないやつ」 数年ぶりに家で焼いたサンマの塩焼き、大根おろし工夫の盛り付けに称賛

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

かわいらしさで話題のサンマの塩焼き【写真提供:せんべろオヤジ ぽん酢サワー広め隊1期生(@Senbero_oyaji)さん】
かわいらしさで話題のサンマの塩焼き【写真提供:せんべろオヤジ ぽん酢サワー広め隊1期生(@Senbero_oyaji)さん】

 秋の風物詩ながら最近はなかなか手が届かない――。9月に入り、サンマを食べたくなる人は多いのではないでしょうか。数年ぶりに買ってきて、家で調理したサンマの塩焼き。そのあまりにキュートな仕上がりが、「食べるのがもったいないやつじゃないですか」とネット上で大きな話題を集めました。投稿者にお話を伺いました。

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地元のスーパーで「2尾で398円」を発見 「妻にお願いして許可を得て買いました」

「数年ぶりにサンマを焼いた私の喜びようをご覧下さい」

 程よい焼き加減のサンマ。レモンや大葉が添えられ、風味豊かです。何より印象的なのが、盛り付けです。大根おろしを活用して模した猫ちゃん。サンマに抱きつき、かわいらしさ満点の表情を浮かべています。しょう油で模様を表現、目と口はゆでワカメを使っています。

 投稿者は、せんべろオヤジ ぽん酢サワー広め隊1期生(@Senbero_oyaji)さんです。「50代半ばの料理が大好きな会社員です。現在は長男が結婚し、妻と2人暮らしです」と自己紹介を教えてくれました。

 まず、大根おろしの猫ちゃんについては「ネットの大根おろしアートをお手本にして作ってみたもので、私のオリジナルではありません」とのことで、参考にしたそうです。それにしても、サンマの盛り付けやお皿のチョイスを含めて、センス抜群です。

 ここ数年は不漁や高騰化が相まって、サンマは“庶民の味”とは言えなくなってきています。今年は、シーズン序盤は水揚げが好調であることが話題ですね。

 サンマを家で焼いたのは2~3年ぶりというせんべろさん。スーパーで購入したといい、「今年のサンマは初値から安いとのテレビニュースを見ていたので、スーパーの鮮魚売り場を通るたびに、『今年こそ家で焼いて食べたい!』とずっと思っておりました。地元のスーパーで、ほどほどの大きさの物が2尾で398円だったので、どうしてもサンマが食べたい! と妻にお願いして許可を得て買いました」とのことです。

 数年来食べたかったごちそう。調理にも本腰を入れました。「久しぶりにサンマを焼くのなら気合を入れて大根おろしアートを作ろうと思い付き、ネットの画像検索でかわいい猫ちゃんの大根おろしがたくさん見られたので、その中から特に気に入ったデザインをお手本に作ってみました」と話します。

 練りとうがらしで、ほっぺにハートを付け加え、ほっこりかわいさも倍増です。旬の食べ物に心をくすぐられる工夫を凝らした料理写真は、3.8万件以上の“いいね”を集め、バズりました。「これはカワイイ! 崩したくなくて食べられないよーー」「メチャクチャ可愛い」「これは最高!芸術的作品ですね!!」「本日、我が家も数年ぶりに秋刀魚のです」「今年は秋刀魚が戻ってきて嬉しい」とった驚嘆の声に加えて、せんべろさんのように久々に家でサンマを食べたという報告も続々と寄せられています。

 せんべろさん自身、大反響にびっくり。「投稿を見てくださる方々もサンマの塩焼きには思い入れを感じます。そこにかわいい大根おろしが加わることでとてもインパクトが増したと実感しています。庭から取ってきた大葉と三葉もとても良いアクセントになりました。平らな手焼きの器は、地元の足立区の障がい者の方の手づくりの1点物をとても気に入ったので購入させていただいたものです。お皿の効果も大きいと感じております」と話しています。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)