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「米をかってにたいてごめんね」 小学生の息子が母を思って一生懸命に…“謝罪の手紙”に涙 「謝らなくていいんだよと何度も伝えました」
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仕事から帰ってきた母親がお米を炊こうとして気付いた、“いつもと違う”光景。すでにごはんが出来上がっていました。炊飯器の釜からあふれそうなほどたっぷりです。シングルマザーの子育てで悪戦苦闘する中で、小学4年生の息子がママのためを思った気遣いでした。「ママへ」と手紙も添えられています。数年前の出来事を振り返った投稿で、息子さんは現在、「困っている人を助けたい」という夢を持って成長しているそうです。当事者のお母さんにお話を伺いました。
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息子さんの夢は警察官 「困っている人を助けたいからだそうです」
目いっぱいのふっくら白ごはん。「ママへ」としたためられた手紙を読むと、「米をかってにたいてごめんね、たいた理由は、ママをよろこばせたくて、たいたんだよ。米をかってにたいてごめんね。」と記されています。子どもの字で、懸命に書き表そうとする思いが伝わります。
投稿者は、ひい(@ryo426hi530)さんです。30代のシングルマザーで、息子さんは中学1年生、娘さんは1歳。2児の子育てに奮闘しています。
今回、ハッシュタグ「#二度と撮れない画像を貼れ」をきっかけに、一生忘れられないごはんの写真を投稿したそうです。
息子さんは当時10歳。料理に興味を持ち始めた時期で、水分量もままならず、炊飯器の使い方も慣れていません。普段お母さんがやっている調理の様子を思い出しながら、一生懸命に炊飯したのでしょう。
愛と絆にあふれるサプライズごはん。ひいさんは「シングルマザーの私が転職したばかりで疲れて帰ってくることも多く、私を喜ばせたくてお米を炊いたのだと思います。仕事から帰宅後、お米を炊こうと思ったら、炊飯器がパンパンになっていて驚きましたが、手紙を見て泣きました。炊飯器を使っていましたが、息子に聞いたら、どのくらいの量とか水加減は覚えてないようです」と振り返ります。
添えられた手紙で息子さんは「ごめんね」と2回も謝っています。その言葉の意味とは。
ひいさんは「息子がその頃家庭科実習で料理に興味を示し始めて包丁を使うようになっていたこと、私から『ママが家にいる時じゃないと台所のものは危ないから触らないでね』と伝えていたことから、『ごめんね。』の言葉を書いたのだと思います」と推し量ります。
涙を流すお母さんが息子さんにかけた言葉。「息子には、『謝らなくていいんだよ。ありがとう。助かったよ』と何度も伝えました」。それは心からのメッセージでした。
投稿は感動を誘い、8.7万件の“いいね”を集めています。さらに、「いい子すぎる…涙」「泣けます」「目一杯炊いてくれたんですね 2回も謝ってて泣けます」「愛情溢れるお手伝い」「これは尊い。。。」と、感激の声が寄せられています。
息子さんは子ども用包丁でリンゴを切ってくれたことも。ちゃんとラップをかぶせていて、「りんごがんばって切ったから食べてね」と手紙も……。本当に優しい心の持ち主です。そんな息子さんは中学生になり、今は部活に励む日々で大忙しだそうです。「がむしゃらに部活を頑張っています。料理等はもうやりませんが。年の離れた娘をとてもかわいがってお世話をしてくれます」。頼りになるお兄ちゃんですね。
そんなお母さん思いで、家族を大事にしてくれる息子さんの将来の夢は「警察官」と言います。夢を追い求めて、立派に成長してもらいたいですね。ひいさんは「理由は、困っている人を助けたいからだそうです。この優しい気持ちをなくさないよう、夢を追いかけてほしいと思います。娘についても、優しく人を大事にできる子に育ってほしいです」と、子どもたちへの思いを聞かせてくれました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)