漫画
「こんなん抱きしめちゃうよ」 涙を流す小3男児の取った行動に約8万人胸キュン
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子どもは年齢が上がるとともに、泣く理由や泣き方が変化していきます。欲求に任せて人目もはばからずに泣いていた子が、小学生にもなると悔し泣きをしたり人前で泣くのを恥ずかしがったり……。まだまだ子どもだなぁと微笑ましくも成長を感じる瞬間です。そんな我が子の愛おしい瞬間を描いた「小3息子の悲しみ方がすごく良かった」という漫画に、ツイッター上で共感の声が集まっています。作者のかん也つ(@kansetsu_pokiri)さんに話を伺いました。
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言葉に合わせてフードに閉じこもる息子 「かわいい」の声が続出
かん也つさんが描いたのは、小学3年生の長男が泣いた時のこと。着ていたフード付きパーカーで涙を隠す独特の様子を4コマ漫画で綴っています。
目に涙を溜めて悲しみを訴える息子さん。けれど気恥ずかしかったのでしょうか。「ぼくは」「すっごく」「かなしいんだ!」の言葉に合わせるように、フードをかぶり、紐をぎゅっと絞って、顔を完全に隠してしまったそう。フードに涙がにじむ様子も描かれています。
シンプルですがとてもかわいらしい漫画は大きな話題になり、7.9万件もの“いいね”を集めました。また、「ハリネズミの防御を彷彿とさせる悲しみ方でかわいらしさを感じてしまいました。フードギュウのまま撫でて差し上げたい……」「こんなん抱きしめちゃうよ……かわいい……」「うちの娘もやってた」「ティーン感満載で尊い」など、共感の声があふれています。
涙の原因は弟が動画中の広告をスキップしたから
Q. 今回の漫画を描こうと思った理由を教えてください。
「ツイッターを日常的に育児日記として使っているのですが、息子の姿を見たときに『これは文章より漫画の方が分かりやすいぞ』と思った、それだけの単純な理由です」
Q. 息子さんが泣いてしまった経緯とその後の様子を教えてください。
「弟とYouTubeを観ていた時に『間に入る広告を最後まで見たかったのに、弟の手でスキップされてしまった』ことが理由でした。慰めたら2分くらいでフードを外してくれましたが、汗と涙でべしょべしょでした」
Q. 涙する息子さんを見た時の心境を教えてください。
「まったく思わぬところで泣いたので『そ、そこ!?』とびっくりしました。でも、微笑ましいやらおかしいやら気の毒やらで笑いそうになりました。ほっぺの内側を噛み締めて耐えました」
Q. 息子さんをどのようにして慰めてあげましたか?
「『悲しかったね、次はお母さんからも弟にスキップしないようにお願いしとくよ!』と声をかけ、息子の気持ちを受け止めつつ解決法を提示して慰めておきました。周りにとって些細なことでも、当人にとっては大切なことってありますもんね」
Q. 泣き終えた時、息子さんのパーカーのフードはどのような状態になっていましたか?
「へにょへにょのべしょべしょでした。すぐに脱がして洗濯機に放り込みました……」
Q. 心に残った感想を教えてください。
「多くの皆さんが『かわいい』『キュンとする』『抱きしめたい!』と共感してくださる反面、『大人にとっては些細なことでも、本人にとっては大きなことだから軽く流さないでほしい』といった感じ方をする方もいらっしゃいました。ツイッターの性質上、慰めたことまで伝え切れなかったので、息子の心配をしてくださった方には『悪いことをしたな……』と思っています。
あと、皆さんがフードかぶりで連想するものを挙げてくださっていて、それがうれしかったです。『デモゴルゴン』『「サウスパーク」のケニー・マコーミック』『清水ミチコの目マン』『「ポケットモンスター」のジュナイパー』『諸星大二郎で見たやつ』……知らなかったことも多くて、『すごいすごい! 似てる!』と純粋に楽しんでいました」
(Hint-Pot編集部)