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イタリア人「日本らしい美しさを感じました」 日本人と一緒に訪れた店に感動 一番好きな和食とは
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日本料理は繊細で奥深く、さまざまなものが調和して完成します。3度の訪日経験があるイタリア人は、そんな日本の食文化に魅了されていました。滞在期間中は、日本の伝統的な和食を堪能。とくに好きなものについては、味のほかに感激したことがあったそうです。いったい、どんなことに魅了されたのでしょうか。
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旅行をきっかけに留学を決意 3度も訪日するほどの日本好きに
これまでに3度の訪日経験がある、イタリア人のジュゼッペ・ファジョーリさん。初めて日本へ来たのは2008年で、友人とともに1週間ほど滞在しました。
そのとき、「1週間じゃ短すぎる」と思うほど日本に興味を持ったジュゼッペさん。当時はイタリアの大学に通う学生でしたが、「リアルな日本を理解したい」という思いから、翌2009年に日本へ3か月ほど留学しました。
3回目の訪日は2012年。旅の目的は、日本人の友人に会うことでした。このときは3週間ほど日本を満喫。「友人と一緒に和食ばかり食べていた」と、ジュゼッペさんは当時のことを振り返ります。
「僕が日本でとくに好きなのはお寿司。友人に連れていってもらったお店は、伝統的な和式の内装でした。とても美しかったです。お座敷で正座をして、お箸を使って食べました」
日本の伝統的な料理に感激 座敷が苦ではなかった理由とは
たたみが敷いてあるお座敷は、日本人にとってはなじみのある空間ですが、海外で暮らす人にとっては慣れない場所。また、普段の生活で正座をすることもあまりないでしょう。しかし、ジュゼッペさんは困難に感じませんでした。
「僕は7~8歳の頃に柔道をしていたので、正座には慣れていました。20歳で空手も経験していて、たたみもまったく苦ではありませんでした」
ジュゼッペさんにとって、日本らしさを感じながら食べるお寿司の味は格別。お寿司のおいしさだけでなく、それを彩るすべてのものに感動したといいます。
「料理に使う道具や器も素敵で、日本らしい美しさを感じました」
日本で見て、触れたすべてのものに魅了されたというジュゼッペさん。また日本を訪れたときは、新しい発見があるといいですね。
(Hint-Pot編集部)