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「気を利かせた妻が…」 風邪ぎみの夫が疑いなく一気に服用 「私が引っかかったトラップ」に大反響
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置かれていた状況を再現して撮影 妻との笑い話に
6年前のエピソードを披露し、話題を集めた浅野さん。当時の記憶がよみがえったきっかけは、息子さんが机の上に置いていた、おもちゃのスライムが入ったプラスチックのカップだと明かします。
「グリーンのスライムを『おいしそうなジュースだな』と。今回はもちろん飲みませんでしたが、前に間違って飲みそうになったことがあったな……と、6年前のことを思い出してポストしました」
当時、浅野さんは、前日から少しのどの痛みがあったことを妻に話していたそう。「翌朝、テーブルの上には、風邪薬の箱の近くに和風だしが(笑)。『気を利かせた妻が出しておいてくれたのだな』となんの疑いもなく、一気に1袋飲み切りました」と振り返ります。
その後、浅野さんは和風だしが置かれていた状況を再現して写真に撮り、「こんな状況だったんだよ」と妻に伝えて、一緒に笑ったそうです。
夫婦仲の良さと妻への信頼が生んだ微笑ましい出来事ですが、実は浅野さんには、ほかにも似たような失敗がありました。4年ほど前に「チョコだと思って食べたもの」の正体が、個包装されたコンソメキューブだったことも。
「夜に眠気を覚ますためにチョコでも食べようと、袋も中身もよく見ないで口に放り込んだのだと思います。集中したり、ほかのことを考えたりしていると、そういうミスをしがちです」
そのときのことも「モグモグ。。。旨味!」とのコメントを添えて投稿し、たくさんの“いいね”を集めました。「最後の『旨味!』という締めのひと言に反応してくれる方が多くて、うれしいです。僕自身も『旨味!』という締めが気に入っています」という浅野さん。思いがけない失敗を楽しんでいるようです。
個性的なシリーズ作品を多数発表するアーティスト
集中力の高さが原因になった、楽しい失敗談を紹介してくれた浅野さんは彫刻家です。黒い三本足の生き物を、陶を素材に制作。生み出される作品には「トリックスター」という名があり、全国各地で展覧会を行い、たくさんの人に作品を購入してもらっているといいます。
「彫刻作品が1か月ホームステイする『旅するトリックスター』というアートプロジェクトも行っています。ホームステイ先や作品を購入してくれた方々が『トリックスター』の『里親』となり、さまざまな場所に作品を持ち運んで、写真を撮ったり、その写真をSNSに投稿してくれたり。そうした里親のみなさんの活動のおかげもあり、SNSを通じて作品が少しずつ全国に広まっています」
現在は、群馬県東吾妻町のギャラリー・newrollにて個展「無何有の家族」を開催中。残りの会期は10月2日(水)~6日(日)で、オープン時間は午後1時~6時です。
芸術の秋。異形でありながら、どこか愛らしさを覚える作品に触れるのも楽しそうですね。
(Hint-Pot編集部)