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ロス発のクリスマスレシピ 「アイシングクッキー」や「クランベリーハーブのローストポーク」で休日を楽しむ
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ロサンゼルスの片田舎で夫と娘3人、鶏、豚、犬たちとともに自然に囲まれた生活を送るナチュラリストの小田島勢子さん。異国の地で食や環境の大切さを感じ、「育て、ともに生活する」そして「造る」ことが暮らしのスタンスと言い、スローライフを楽しんでいます。発酵食作りの講師をはじめ、身体作りに真剣に向き合うプロスポーツ選手やアクション映画俳優の身体作りのアドバイザーとしても活躍。今回のテーマは、「クリスマスを楽しむレシピ」。身体に優しい天然素材の着色料を使ったアイシングクッキーをオーナメントにしたり、新鮮なフルーツやハーブを使った簡単なのに豪華な見た目のホリデー料理は必見です。
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香り高いモミの木は子ども達お手製の食べられるオーナメントを
12月に入ると、ここロサンゼルスも朝晩が急に冷え込み、冬の訪れを感じます。
朝起きたてにいただく一杯のコーヒーの温かさが本当に幸せな今日この頃。この時期になると、あたりの家々はイルミネーションで賑やかになり、玄関にはリース、家の中には大きなクリスマスツリーが飾られます。
時折風に漂う、暖炉をたいた時の煙突からの煙の香り。我が家も、毎年恒例になっている、生木でリースをいくつか作り、香り高きモミの木を週末に迎え入れました。飾りつけは子どもたちの楽しみで、学校のクラフトの授業でこさえた自作のオーナメントが毎年ひとつずつツリーの歴史に加わっています。
この時期アメリカでは、子どもたちが盛り上がる工作のひとつ――クッキーをアイシングし、キャンディーでデコレーションをして、ツリーに飾るクラフトセットがたくさん売られています。
家で焼き上げたジンジャーブレッドを使うのが我が家流ですが、今年はこれならば! と共感できる素材を使った商品があったので、購入してみました。
その素材とは、このアイシングに使われている着色料です。
赤は野菜ジュースとパプリカ色素、緑はターメリック、ベータカロテンとスピルリナ(海の藻)。そのほかの色も、ココアやビーツ、果汁から作られていて、合成着色料、さらには保存料もコーンシロップやショートニングも一切使われていません。
アメリカや日本ではまだまだ合成着色料やほかの添加物などがたくさん使われているのが現状ですが、そんな中でも未来ある子どもたちの口に入るであろうお菓子類に、こんな配慮があり、とても愛情を感じました。