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停電時に役立つ“簡易ランタン” 警視庁が教える方法はどれくらい明るい? 比較してみた
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水と油の“簡易ランタン”は確かに明るくなる
明るさの確認には、スマホアプリの照度計を使用しました。また、肉眼でも違いがわかりやすいよう、ペットボトルの隣には、ぬいぐるみを置きました。
まず、“簡易ランタン”の明るさは、228ルクス。やはり警視庁が伝授しているだけあって明るい印象です。横に置いたぬいぐるみもよく見えます。
10分経過して、水と油が分離し始めました。明るさも102ルクスと、先ほどより暗くなっています。
時間とともにペットボトルの中で水と油が分離し、油が上に溜まってしまうと、ランタンとしての機能は低下するようです。もちろんペットボトルを振れば、水と油が再び混ざり合って、最初の明るさに戻すことができるので、暗くなったら定期的に振るといいでしょう。
水だけは“簡易ランタン”と比べるとやや暗くなる
続いて、水だけが入ったペットボトルです。“簡易ランタン”に比べると少し暗い印象ですが、十分明るく感じます。照度は204ルクス。数値で比較してもやや暗いようです。ぬいぐるみも白っぽく光って見えましたが、こちらでは影がくっきりと見えます。
麦茶を置いても明るくはならない
最後に、麦茶の入ったペットボトルを使った場合です。ひと目でわかるように、部屋の中は暗く、照度を測ると8ルクスでした。就寝時に使用する常夜灯くらいの明るさです。ねこのぬいぐるみも、ライトの奥側はほとんど見えません。
もしものときは、水だけのペットボトルも十分有効!
検証の結果、水と油を混ぜた“簡易ランタン”が、やはり一番明るいことがわかりました。しかし、水だけでも、周りがある程度見える明るさを確保できました。逆に、麦茶は暗くなったのでおすすめしません。
停電時には、断水している場合もあり水はとても貴重です。水に油を入れると、ほかのことに使用できなくなったり、その後の処理に手間がかかったりするため、少し暗めにはなりますが、水だけが入ったペットボトルの使用も検討するといいでしょう。
この方法を覚えておけば、停電時だけでなくキャンプなどのアウトドアでも役立ちそうですね。
(Hint-Pot編集部)