日頃の疲れを癒やすため、休日は少し遠くに足を運んでリフレッシュするという人も多いでしょう。緊張感から解放される時間は貴重ですが、気がゆるみすぎると宿泊先でトラブルに見舞われることも。中でも、忘れ物や時間の勘違いなどは“あるある”ですよね。せっかくの気分を台無しにしないようにトラブルは避けたいところ。そこで、宿泊先で発生しやすいトラブルとその対処法について、ホテルのエキスパート・小林千花さんにレクチャーしていただきました。

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ホテルのカードキーを紛失…再発行は可能？

　宿泊先でチェックインを済ませると、気がゆるんで開放的な気分になりますよね。でも、リラックスしている時は注意散漫になってトラブルが起きてしまうことも。フロントでお客様から報告を受けるトラブルの一つに、ルームキーの紛失があります。

　ルームキーを紛失してしまった時は、なるべく早くフロントに連絡しましょう。カードタイプのルームキーであれば、機能を無効にしてもらうことができます。そうすれば、紛失したカードキーが万が一他人の手に渡ったとしても、客室に入られてしまうリスクはなくなります。

　また、カードキーはフロントで再発行することができます。再発行後は紛失したカードキーが使えなくなるので、安心してください。インロック（お部屋にカギを忘れたまま施錠してしまうこと）してしまった場合もフロントに速やかに連絡し、スペアキーで解錠してもらいましましょう。

　ただし部屋番号が書かれたプレートと金属製のカギが付いたシリンダーキーを紛失した場合、ホテルによってはカギの交換代金を請求されることも。外出時にはフロントに預けるなど、取り扱いには十分に気をつけましょう。

朝食付きプランは時間管理に要注意！

　ホテルでは時間を忘れてゆっくり過ごしたいものですが、大浴場の利用時間や食事の時間は決められています。朝食込みのプランを予約したけれど提供時間に間に合わなかった場合、基本的に朝食サービスを受けることはできず、返金も行われません。

　しかし、朝食の時間より前にホテルを出発しなくてはならない場合、ホテルによってはサンドイッチなどの軽食を準備してくれることもあります。事前にしっかり確認すると良いでしょう。