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「スペインなら何も気にしない」 初訪日で感じた母国との違い スペイン人が感激した光景とは
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日本人にとっては当たり前の光景でも、外国人観光客には新鮮に映ることもあります。初めて日本を訪れているスペイン人2人組は、移動中に見かけた日本人の仕事ぶりに「いろいろなことに気を配っている」と感じたそうです。いったい、どのような場面に遭遇したのでしょうか。
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カナリア諸島から3回の乗り換えを経て初訪日
学生の頃からの友人同士で、同じ名前だというデイビッドさんたち。スペインを代表する観光地・カナリア諸島から初めて日本を訪れました。同じ名前のふたりは、16日間の滞在で東京、河口湖、京都、大阪、高山をめぐる予定です。
ふたりの住むカナリア諸島からは、バルセロナ、フランクフルト、北京と3回の乗り換えが必要だったそう。さらに、今回は飛行機の大幅な遅延もあり、日本に到着するまでにかなりの長旅となりました。
「それでも来た甲斐がありましたよ。日本文化や食事など、とても魅力を感じたのが訪日の理由だったんです」と何度もうなずきながら、ふたりは笑顔を見せました。
「いろいろなことに気を配っている」と感心
東京をあとにして河口湖へ移動する予定だったこの日、ホテルからバス乗り場に移動するまでに、ふたりはスペインでは見られない光景を目にしました。
「業者の人がビルから荷物を出す作業をしていたんです。床や壁にプラスチックを貼って、傷つけないように搬出していたんですよ。考えられません。スペインだったら、そのまま何も気にせず『ガシャガシャ、ドーン!』ですよ!」
日本では大きな荷物の搬出入や引っ越し作業のときに、廊下や床、壁、エレベーターの中など荷物が通る導線に、養生マットなどを設置するのが通例です。荷物自体も丁寧に梱包され、建物に汚れや傷がつかないよう丁重に扱われます。
「とても注意深く、いろいろなことに気を配っていると感じました」
母国と日本の違いにとても驚いたふたり。「すべてにおいて思いつきではなく、効率良く、目的を持って動いていると感じます」と、日本人の仕事ぶりに感心を寄せました。
これから訪れる場所でも、スペインでは見られないような新たな発見もあるかもしれません。日本での旅を存分に満喫してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)