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日本人は「自分の仕事にプライドを持っている」 米国人が驚いた日本のプロの仕事とは
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世界的に見ても、さまざまな場面でホスピタリティが高いと評価される日本。インバウンドに注目が集まる以前から、多くの外国人が日本の質の高いサービスに魅了されてきました。東京・渋谷で出会った米国人は、日本旅行中に足を運んだある店のプロの振る舞いに感銘を受けたようです。
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「全方向への気の使い方というのにびっくりした」
東京でも有数の繁華街で、多くの飲食店がひしめく渋谷。そこで出会ったのが、米カリフォルニアから初めて日本を訪れたという、カイルさんとケルシーさんの米国人カップルです。
「新しい文化や食事とかも体験してみたかった」というふたりは、日本の食へのこだわりを感じている様子。
さらにカイルさんは、ある飲食店でのプロの仕事ぶりを見て、「働き方、働く姿勢っていうのかな? 違うと感じたよ」と話し、とても感心したのだとか。どんな対応をしていたのでしょうか。
「バーに行ったんだけど、バーテンダーの全方向への気の使い方にびっくりしたんだ。お客さんへのサービスはもちろんなんだけど、清潔に保つためにクリーニングとかもしっかりやっていて」
バーでの出来事を振り返りながら、「プライドを感じたわ」と添えたケルシーさん。「そう、自分の仕事にプライドを持っているというのが、とてもわかったよ」と、その隣でカイルさんも深くうなずきました。
一流といわれるバーテンダーは、一度来た客の顔を覚えているだけでなく、その客が以前どんな酒を飲んだのかなどをすべて記憶。さらに、その日の客の様子に合わせて満足してもらえるサービスを提供するといわれています。
しかし、カイルさんが感心したのは接客だけではありません。バーテンダーがフロア全体に目を配り、客が快適に過ごせるよう、あらゆる努力を惜しまない姿に感激したようです。
バーに限らず、日本の飲食店では価格が安い店であっても、食べ終えたお皿を早めに下げたり、お冷を継ぎ足したりといった、客の要望を先回りするサービスの文化が根づいています。
日本人の仕事に対するプライドや、行き届いたサービスを間近で見たカイルさん。残りの滞在でも、そうした文化に気づく機会がたくさんあるといいですね。
(Hint-Pot編集部)