外国人観光客にとって、日本の歴史を感じられる寺院は人気の観光スポットです。しかし、観光名所ならではの光景に圧倒されてしまうことも。初訪日のフランス人は、東京観光で訪れた先で心残りなことがあるといいます。それはいったい、どんなことなのでしょうか。

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初訪日のフランス人　東京の街並みに興味津々

　フランスからやってきた、ジュディケルさんとルドリックさん。今回、初めて日本を訪れています。滞在予定は3週間で、東京、京都、大阪、広島などをめぐる予定です。

「我々とはまったく異なる文化などに興味がありました」と、日本に対して高い関心を持つルドリックさん。日本に来てまだ2日目だそうですが、すでに東京近郊の散策を楽しんでいました。

　東京の街並みがとくに気に入ったようで、「東京全体に言えることだと思いますが、モダンな街と昔からの伝統的な建築物の融合という感じで、とても興味深いです」と、ふたりとも目に映る光景に心を打たれている様子でした。

「写真を何枚も撮ったのですが、人ばかりの写真になってしまいました」

　東京を観光するなかで、ふたりにはとても驚いたことがあるといいます。それは、外国人観光客の多さでした。

「浅草寺へ行ったのですが、たくさんの外国人観光客でごった返していました。しかもフランス人が多くてびっくりしました！　どこからともなく聞こえてくるのは、フランス語ばかりでしたね（笑）」

　1400年以上の長い歴史を持つ浅草寺。東京を代表する観光名所のひとつで、外国人観光客にも大人気です。ふたりにとっても、東京観光ではずせない場所でした。しかし、人の多さに圧倒され、記念撮影をするにもひと苦労だったといいます。

「雷門のところで写真を何枚も撮ったのですが、あまりの人の多さで、人ばかりの写真になってしまいました。まだ観光客が来る前の、朝早くにまた撮りに行きたいなと思っています。日が暮れてからのライトアップなどもきれいかもしれませんね」

　納得のいく記念写真が撮れず、残念そうにしていましたが、ルドリックさんには浅草寺で気づいたことがあったといいます。

「我々とは宗教が違うのもあり、浅草寺で見た光景にとても興味が湧きました。お祈りの仕方も違うし、おもしろいなと思いました」

　母国との違いから、改めて日本への関心を深めたふたり。残りの滞在でも、日本でしかできない経験を重ねてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）