最近では食育としても注目されている、イモ掘り。自分で収穫した秋の味覚は、格別においしく感じるものですよね。X（ツイッター）では、イモ掘りに挑戦するいぬが話題になっています。優しく、丁寧に土を掘る姿にほっこりする人が続出。いったい、どんな成果をあげたのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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慎重にイモを掘るいぬ

「いぬとイモ掘りができると聞いて！」

　そんなワクワクしたコメントとともに投稿された動画には、畑で土を掘るいぬが映っています。視線の先には、半分だけ顔を出した大きなサツマイモが。いぬは、サツマイモを傷つけないように周りの土を懸命に掘り続けています。

　しかし、サツマイモはいくら掘ってもびくともしません。いぬは口で茎を引っ張り、試行錯誤するものの、諦めたように別の場所へ去っていきました。

　この様子がXで公開されると6.8万件の“いいね”が。リプライ（返信）には「上手に掘ってる」「いぬとイモ掘り最高」「優しい掘り方ですね」「丁寧な仕事をされますな」「見ているだけで癒やされる」など、ほっこりする人の声が寄せられています。

穏やかな一方で探究心あふれるゴールデンレトリーバー

　熱心にイモ掘りをしていたのは、ゴールデンレトリーバーの男の子で5歳の「レオニ」くん。素敵なお名前は、『スイミー』などの作品で知られる絵本作家のレオ・レオニから拝借しました。

　幼少期にゴールデンレトリーバーと暮らしていた飼い主さんは、同じ犬種と再び暮らすことを夢見ていたそう。お迎えの準備が整った頃に知人の紹介を受け、念願叶って、レオニくんとの生活をスタートさせました。

　レオニくんは子いぬの頃から、周囲も驚くほどの落ち着きぶりだったそうです。今もおっとりした性格は変わりませんが、その反面、好奇心旺盛な一面も。

　初めての場所を訪れるのが大好きで、飼い主さんはそんなレオニくんが楽しめる場所を探し、一緒に散策に出かけます。話題の動画にも、お出かけを存分に満喫しているレオニくんの様子が映っていました。

「マザー牧場でいぬとイモ掘りができるという情報を知って、『これは！』と思い連休に伺いました。到着したときには沢山のいぬがイモ掘りをしており、決められた区画のサツマイモをレオニと一緒に掘りました」

収穫の結果は…　お出かけをたっぷり楽しんだレオニくん

　初めはイモ掘りに興味津々だったレオニくん。途中で飽きてしまったものの、飼い主さんと一緒に8個ものサツマイモを掘り上げ、秋の収穫を存分に楽しみました。この日はほかにも、敷地内の牛や馬を見たり、レストランでグルメを食べたりして、牧場での一日を満喫したそうです。

　行楽シーズンの秋。これからも、好奇心をくすぐるような出来事にたくさん出合えるといいですね。レオニくんのほっこりする日常の様子は、インスタグラム（lionni_dog）でも見ることができますよ。

○取材協力：レオニです（@DogLionni）さん

（Hint-Pot編集部）