どうぶつ
「小さな天使」「尊い」 母ねこに育児放棄された子ねこ “新しい家族”との幸せな暮らしに感動の声
公開日: / 更新日:
子ねこをお迎えするには、最期まで面倒を見る責任があります。先住ねこがいる場合には、相性など、考慮すべきことが増えるでしょう。それでも、小さな小さな命をお迎えしたという投稿に、X(ツイッター)で感謝の声が集まっています。子ねこをお迎えした経緯について飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
体がかなり小さかったねこを保護
「たくさんの方に『保護してくれてありがとう』と言っていただきました。でも私の方がありがとうなのです。大したことなんてしてなくて私達の勝手でうちの子にしたかったのです。だから我が家に来てくれたことに『ありがとう』なのです。なんだかありがとうの輪が広がってるみたいでうれしい」
そんなコメントとともに投稿された写真には、1匹の黒ねこが写っています。体はとても小さく、顔の大きさは足元に落ちているおもちゃとほぼ変わりません。
三角の耳をピンと立てて、ちょこんとおすわりをしています。澄んだ瞳でじっと何かを見つめている様子は、まるでぬいぐるみのようにも見えてきます。
投稿は、7000件以上の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「素敵な飼い主様に見つけてもらって良かったね。幸せになるんだよ」「小さな天使」「尊い」「ありがとうの優しい輪です」など、たくさんのエールが寄せられています。
家にはねこが2匹 お迎えを迷った飼い主さん
話題になったのは、元保護ねこで推定生後1か月の男の子「いち」くんです。いちくんをお迎えしたのは、夫の友人からの連絡がきっかけでした。
「子ねこ同士で遊んでいる子がいるけど、1匹だけ母ねこがいない。ネグレクトされたみたい」と、子ねこの写真が送られてきたそうです。飼い主さんのおうちには、すでに2匹のねこがいます。しかし夫は放っておくことができず、「勝手を言うけど、ほっとけへんから飼ってあげたい」と提案してきたといいます。
「私は先住ねこが気がかりで、最初はすごく迷いました。家族が増えることによる環境の変化、ストレスが一番心配だったので、2匹も3匹も変わらないといって、安請け合いもできませんでした」
それでも子ねこのことが気がかりだった飼い主さんは、状況を密に連絡してもらうことに。
「本当は、話を聞いたときから、私も心の準備をし始めていたように思います。子ねこちゃんの隔離部屋を用意して、お水、フードボウル、トイレをそろえて緊張しながら夫の帰りを待っていました」