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日本が大好きなイタリア人 3度の訪日経験で「とても好き」になった日本発祥の娯楽とは

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著者:Hint-Pot編集部

留学を含めて3度の訪日経験がある、イタリア人のジュゼッペ・ファジョーリさん【写真:Hint-Pot編集部】
留学を含めて3度の訪日経験がある、イタリア人のジュゼッペ・ファジョーリさん【写真:Hint-Pot編集部】

 海外でも親しまれている、日本発祥の意外なものはさまざまあります。3度の訪日経験があるイタリア人には、「とても好き」な日本生まれの娯楽があるそう。子どもの頃から日本のアニメやゲームに慣れ親しんできたという彼が好きなものとは、どんなものなのでしょうか。

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日本を3度訪れたイタリア人が日本に興味を持ったきっかけ

 イタリアに住むジュゼッペ・ファジョーリさんは、これまでに3度、訪日した経験があります。日本に興味を持ったきっかけは、幼い頃に観た日本のテレビアニメでした。

「僕は日本のテレビアニメを観て育ったんだ。友達はみんなサッカーをしていたけど、ほかのことをしたいと思って柔道を習っていたよ」

 日本のアニメやゲームに大きな影響を受けたジュゼッペさん。初めて日本を訪れたのは、2008年のことでした。当時、大学生だったジュゼッペさんは、友達とともに1週間のバカンスを楽しんだそうです。

 その経験から「もっとリアルな日本を理解したい」と思い、翌2009年、3か月ほど日本に留学することに。さらに2012年には、日本の友人たちに会うため再び訪日しました。このときは3週間ほど滞在したそうです。

「僕は音楽が好きだし、自分で歌うのが好き」

 3度の滞在を通して日本のカルチャーに触れてきたジュゼッペさんには、日本中に浸透している、とくに好きな娯楽があるそうです。

「日本でとても好きなのはカラオケ。僕は音楽が好きだし、自分で歌うのが好き」

 カラオケボックスは1985年に、岡山県で誕生したといわれています。その後は全国に広まっていき、女性や若者にも身近なものとなっていきました。カラオケは海外にも輸出されており、その市場は成長を続けています。

「僕が好きなのは『マクロス(MACROSS)』シリーズ。シンガーソングライターの飯島真理さんが好きで、聴いていてリラックスできるよ。ロックだとL’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)も好きだよ。作曲家の菅野よう子さんもアニメの音楽を手がけている。彼女はとても、とても、とても美しい。イタリア語の歌も作っている。英語、イタリア語、いろいろな文化がミックスしているんだ」

 日本のアニメソングやロックに詳しいジュゼッペさん。ヨーロッパでもカラオケクラブや家庭用カラオケ機器の人気が高まっているため、いつかイタリアでも日本のように、気軽に楽しめる日が来るかもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)