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海外のホームセンターで驚きの光景 「ビーチマットレスとして売られていた」日本を感じる意外なアイテムとは
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日本で生まれたものが海外のお店に並ぶ光景を目にするのは、よくあること。しかし、国によっては使われ方が異なる場合もあるでしょう。X(ツイッター)では、海外のホームセンターで売られていた、日本人になじみのある商品に注目が集まっています。値段にも驚く人が続出。投稿者のKenta(@miseenplacenz)さんに詳しいお話を伺いました。
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ホームセンターに売っていた日本のアイテム 用途に驚き
ニュージーランドで飲食店のコンサルティング事業を行っているKentaさん。同国最大の都市・オークランドにあるホームセンターにふらっと立ち寄ったところ、驚きの光景を目にしました。
日本人なら一度は見たことがある、和の雰囲気を漂わせるものが、ビーチマットレスとして販売されていたのです。うずたかく積まれ、人気商品のように見えます。
その商品とは、ござ。イグサの香りと通気性の良さが特徴です。日本では夏の間、居間に敷いて活用する人が多いでしょう。
ニュージーランドは日本と季節が真逆で、これから夏を迎えます。ブルーのフチ取りがされたさわやかなデザインのござは、薄くて使い勝手も良さそう。値段は15ニュージーランドドル(約1370円)で、ややお高い値段設定です。
ビーチマットレスといえばビニール製のものをイメージしますが、日本にも海でござを活用する人はいます。海外ではそれが一般的な用途として売られていることに、Kentaさんは驚きを隠せない様子です。
「ビーチマットレスとして売られていた。お前ござだろ」
Kentaさんがそんなひと言を添えた投稿には、7.1万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「別の需要w でも外国人好きそう」「海外在住のときにこれ売ってたら部屋に敷いたのに……ビーチなんてもったいない」「国が変わるとおもしろい」といった声が。
また、「ハワイでは大昔からビーチマットとして売られてるでござるー」「南フランスのコート・ダジュールでも使ってる人がビーチに割といました」など、ほかの国でもビーチマットレスとして、ござが使われているのを見たことがあるという声も上がっています。
さらに、「100均で売ってそうなのが15ドルだ!」「30年前は4ドルだったけどな」など、価格に驚く人からの声も寄せられました。
ニュージーランドのビーチで「ござを見かけたことはありません」
Kentaさんが住む地域にはアジア人が多く住んでおり、お店にもアジアのものが多数並んでいるといいます。そのため、ござが売っていることには驚かなかったそう。しかし、ビーチマットレスとして売られていることに意外性を感じたようです。
「ニュージーランドのビーチでござを見かけたことはありません。マットレスはビニールが主流だと思います。もしくは、日本の学校などでも見かける、テントのようなものを組み立てて椅子とテーブルを置いています」
このホームセンターで、ござを3つ抱えている白人女性を見たというKentaさん。日本で誕生したものが、このように海外で売られていることに関心を寄せていました。
「ござは意外と世界中で販売されているみたいで、しかも、中国人やタイ人の同僚に聞いてみたら、彼らの国でも当たり前のように使用されているようです。ござというと日本のイメージが強いかもしれませんが、そういうものではないようです」
ニュージーランドのホームセンターでは、盆栽キットなども販売されているそう。遠く離れた国でも、和の心を感じることはできるようです。
(Hint-Pot編集部)