どうぶつ
「肺と心臓の音がはっきりと聞こえません」 子ねこの聴診結果に焦る飼い主 まさかの理由に「とてつもない大物感」
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飼い主が決まり、お迎えされる前に動物病院で健康診断を受けた子ねこ。あることが理由で、肺と心臓の音が確認されなかったそうです。その理由を報告した投稿が、X(ツイッター)で話題になっています。ねこは至って元気なのに、いったいなぜ? 飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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肺と心臓の音が聞こえない!? 「なんてかわいい理由なんだ」
「健診結果をもらいに行ったときに、『実は肺と心臓の音がはっきりと聞こえません』と言われたので(え、嘘やろ)と思ったら、まさかの理由で爆笑した」
そんなコメントとともに投稿された写真には、ケージの中でくつろぐかわいい子ねこと、動物病院で受けた健診の結果が添えられていました。
診断結果によると、腸音には異常がなかった様子。しかし、肺音と心音については、異常の有無について記載がありません。何かあったのか? と心配になってしまいますが、その下には「ゴロゴロのため不可でした」との追記が。健康であることは、間違いないようです。
なんとも微笑ましい投稿には、24万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「なんてかわいい理由なんだ」「なんとも幸せな診断結果」「か、か、かわいすぎて電車でにやけてしまった」「うちの子も言われた」「とてつもない大物感。かわいい」など、たくさんのコメントが寄せられています。
お迎えされたばかりのボブくん
まさかの診断結果が話題になっているのは、ミヌエットで生後4か月の男の子「ボブ」くんです。かわいらしいお名前は、飼い主さんの配偶者さんにつけてもらいました。甘えん坊な性格で、ねこじゃらしで遊ぶことが大好き。走り回って、元気いっぱいに過ごしているといいます。
飼い主さんはブリーダーさんのサイトでボブくんを見つけ、そのかわいさにひとめ惚れ。直接会いに行ったところべったり甘えられ、「うちの子にします!」と、その場でお迎えを決めました。
飼い主さんのおうちへ行くことが決まったボブくんは、ブリーダーさんに連れられて動物病院へ。話題になったのは、そのときに受けた健診の結果でした。
「ボブくんの引き渡しの日に、ブリーダーさんは結果を私と妻に詳しく説明してくれました。獣医さんの書き込み通り、『ゴロゴロしていた』とのことです。お迎えしてから5日ですが、いつものどが大きくゴロゴロ鳴っています」
ユニークな診断結果ですが、もちろんボブくんの体は異常なし。無事に飼い主さんとの暮らしをスタートさせ、幸せな日々を過ごしています。
「ボブは甘えていたのだと思います」
反響を受け、飼い主さんには気づいたことがあるといいます。
「『うちの子もそう』という声が意外と多かったです。私の姪がカナダの動物病院に勤務しているので聞いてみると、ねこ“あるある”だそうです。まれにストレスでもゴロゴロ言うことがあるようですが、ボブは間違いなく甘えていたのだと思います」
甘えながら大きくのどを鳴らすボブくんが、愛おしくてたまらない様子の飼い主さん。実は、深海魚の研究をしている水産学博士です。なんと、これまでに名前をつけた魚が48種もいるのだそう。そんな飼い主さんに見守られながら、ボブくんは立派に成長していくことでしょう。
○取材協力:深海魚のたび(@deepsea_fishes)さん
(Hint-Pot編集部)