どうぶつ
注射直前の元保護ねこ 病院の手厚いサービスを16万人が称賛 「守ってあげたくなる」
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ペット飼育数の増加に伴い、おしゃれなペットホテルやカフェ、エステサロンを併設するなど、さまざまなサービスを提供する動物病院が増えています。中には予防接種時に愛するペットの表情を撮ってくれるという動物病院もあるようです。まるで指名手配写真!? のような注射直前の愛猫の写真を公開したところ、16.3万件もの“いいね”が寄せられている、飼い主のむむむ(むっちゃん)(@mu_chan1030)さんに話を伺いました。
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子ねこと間違うほど痩せた姿で庭に迷い込んできたベルちゃん
話題となっているのは、まん丸おめめがキュートな「ベル」ちゃん。推定年齢2歳半~3歳半くらいの女の子です。とても甘えん坊な一方で嫉妬深い一面もあるそう。ベルちゃんにとって命の恩人でもある、むむむさんのお母さんのことが大好きすぎて、目の前で他のねこがかわいがられているのを見るととても不機嫌になってしまうのだとか。
2019年8月、ベルちゃんはガリガリに痩せ、さまよっていたところをお母さんに保護されました。むむむさんの実家のお庭に迷い込んできた当時、子ねこだと思うほど小さかったといいます。ところが動物病院で診てもらったところ、あまりにも痩せているだけで、すでに1~2歳の成猫だということが判明したのだとか。
むむむさんの実家には、ベルちゃんのように保護され、命を救われたねこたちが他にも5匹います。最年長は10歳のキジトラ男子コンビ「ピン」くんと「ポン」くん。
「ピンは優しい食いしん坊で、体は大きく寝てばかり。でも、みんなと仲良しです。ポンはピンと兄弟のお調子者。みんなにちょっかいを出しています」
続いて同じくキジトラ男子、7歳の「シンバ」くん。一番大きいそうですが臆病者で、むむむさんのお母さんに甘えたいのに、ベルちゃんが近くにいると遠慮をして近寄れないそう。
そして、ベルちゃんより後に来た2匹。1歳の黒ねこ「クー」くんと、年齢不詳の三毛ねこ「やねこ」ちゃん。
「クーはそろそろ1歳ほどになる元気なやんちゃ坊主です。ベルによくしばかれていますが、気にしていませんね。やねこは長い間、実家の屋根に来ていた子を餌付けして保護しました。そのため屋根+ねこという変なあだ名が、そのまま名前になりました。私の母のことが大好きな甘えん坊のため、ベルに嫌われています」
新入りが来ると必ず予防接種 注射直前の顔が16分割のシールに
6匹の保護ねこたちとともににぎやかな生活を送るむむむさんご一家。外には一切出さないのですが、新入りねこがやってきた時は毎回、予防接種を受けさせるようにしているのだそう。
そして、実家のねこたちのかかりつけの動物病院では、何とも珍しいサービスが。それは、予防接種をするとサービスで写真を撮ってくれるというもの。それを16分割のシールにしてプレゼントしてくれるそうです。
こうして公開されたのが、注射直前の怯え切った真顔を浮かべるベルちゃんのお顔。その薄暗さや背景の白壁から、まるで“指名手配犯”のようだとむむむさんは表現しています。不謹慎ではありますが、頼りなさげな表情もまたかわいらしいんですよね。
愛らしいベルちゃんの写真は大きな話題となり、「守ってあげたくなるおかおの写真」「指名手配犯じわじわきます」「素敵な病院ですね!!」などたくさんのコメントが寄せられています。
この後、不安そうに鳴きつつも暴れることなく、注射をしたというベルちゃん。そんな姿も写真を見返せば昨日のことのように思い出せそうですよね。とても良い記念となるこのサービス。この病院では、年末になると予防接種時に撮影したわんちゃんねこちゃんの写真を集めたカレンダーも作成しているそう。「次の年は他のお宅の指名手配犯たちを合わせて楽しむ夢のトイレタイム(?)が叶います」とむむむさんも大満足の様子です。
(Hint-Pot編集部)