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「1位でこれは泣いていいやつ」 テストで100点満点も偏差値が目標に僅差で届かず 小学生の息子に見せた親心
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小学校4年生の息子がテストを受けたところ、満点を取ったのに偏差値が目標にわずかに足りなかったという投稿がネット上で大きな話題になっています。目標クリアのご褒美はヘラクレスオオカブトでしたが……ここにも意外な結末が。投稿したたぬきち2027W中学受験(@zvZ4MReo0a33222)さんに詳しい話を聞きました。
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100満点も…「理不尽過ぎ」の声
「偏差値70を超えたらヘラクレスオオカブトを買ってあげるよ、と約束していました。そして、結果を見た息子は悔しさのあまり雄叫びをあげた」
21日、たぬきちさんがテストの結果を添えてX(ツイッター)に投稿すると、8.8万件もの“いいね”が殺到。「すごいなぁ。2000人近く受験者がいるテストで、100点満点をとれるなんて」「1位でこれは泣いていいやつ」「理不尽過ぎて」「これみてて自分の中学受験時代の成績がカスに思えてきて泣いた」「100点で1位なんだし、これで偏差値が70を超えないのはそういう分布だからであって本人のせいではないし、もう買ってあげてほしいな」などの声が寄せられました。
たぬきちさんによると、テストは大手中学受験専門塾が行ったもの。「2週間に一度開催されるテストで、授業の習熟度を確認するために行われます」と説明しました。
100点を取ったにもかかわらず、あと一歩、偏差値が目標に届かなかった理由については、受験した生徒たちの偏差値がもともと高く、「テストに向けてしっかり準備してくるため、結果的に差がつきにくかったのではないか」と推しはかりました。
偏差値は届きませんでしたが、たぬきちさんは約束のヘラクレスオオカブトを購入することを決意しました。
「息子にとっては『ヘラクレスオオカブト』も『偏差値70』も一度も手にしたことのない憧れの存在、領域です。深い意味はなく感情的なものです。それをつかみ取ろうとする努力を認め、購入を決めました。テスト直後は落ち込みましたが、購入すると聞いて大喜びしました。達成感があったように思います。一方で、同時達成できなかった悔しさも半分あるようでした」
親心に、結果にモヤモヤしていた息子も感無量だったに違いありません。
それにしても、なぜここまでの高得点を取ることができたのでしょうか。
「一朝一夕で取れるものではないため、今回特別なことはしていません。失敗があれば検証をする、細かいことの繰り返しです。ただ、辛抱強く積み重ねることは小学生には難しい。踏みとどまるには、『憧れ』『好き』が大きかったように思います」
夢のカブトムシをゲットするため、モチベーションが高まったようです。
SNSでつながった昆虫好きの輪
投稿が大きな話題になったことには、「予想以上の反響に驚いています。特に昆虫好きの方々からヘラクレスオオカブトの購入について、ご指南いただけたのはうれしかったです」と笑顔。
「『好きでつながる』ネットのだいご味ですね。こうした価値観を学問を通じて、息子にも体験してほしいと願っています。皆さま温かいコメントをありがとうございました」と感謝の言葉で結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)