カルチャー
「日本人もぜひ買ってみて」 日本ではそこまで普及していない? デンマーク人が勧める“名物”とは
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日本にやってくる外国人観光客は、母国とは異なる文化や食事を楽しみにしています。一方で、交流を通じて、自国のカルチャーを紹介することも少なくありません。デンマーク・コペンハーゲンからやってきたサイモンさん、イオスフィンさんに詳しい話を聞きました。
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「ジブリ」が大好き 日本語も勉強中
サイモンさん、イオスフィンさんは2週間の予定で日本に滞在。東京、京都、大阪、奈良を巡り、再び東京に戻ってきました。
日本を旅先に選んだ理由は、「ただ好奇心からです」とサイモンさん。
「文化、食べ物、ショッピング……私たちはジブリが大好きだから。共通の魅力がある。超自然的なもの、妖怪、そういうものが好きなんだ。あとアニメや漫画も見る。日本はポップカルチャーや伝統文化も魅力的だと思う」
ジブリ作品の『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』はお気に入り。さらに、デンマークでは『ドラゴンボール』や『ポケットモンスター』も人気を集めているといいます。「妖怪」つながりでは『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪ウォッチ』も知っていて、かなりの博識です。
背中全体に着物を着た九尾の狐、腕に般若、胸に虎のタトゥーも入れており、「日本の伝統的なタトゥーを入れています」と笑顔。「虎は日本人、腕はイタリア人、ほかはオーストラリア人が彫ったんだ。でも日本風にしてる。インスピレーションを受けているんだ。できる限り、いい感じにしてると思う」と続けました。
一方、イオスフィンさんは日本語を勉強し始めたばかりで、「とても難しいけど、美しい言語。とても賢いわ。ヨーロッパの言語よりも理解しやすいし、とても構造化されています。良い言語です」と興味津々です。滞在中、多くの日本人と交流し、温かみに触れたと感激の様子でした。
日本人はデンマークと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
ドイツの北に位置する北欧の国で、美しい景色が有名です。「人魚姫」や「マッチ売りの少女」を書いた童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンやデニッシュパンも知られています。
また、おもちゃでは今や世界に普及している「レゴブロック」の発祥国でもあります。
イオスフィンさんは「小さい頃、みんなレゴで遊んでいました。大きなレゴケースを持っていて床に並べて組み立てていました。デンマークではよくあることです」。
サイモンさんも「たいていどの家にもあります。クリスマスプレゼント、誕生日プレゼント……何年にもわたってコレクションをもらうような感じです。レゴ工場はビルンというところにあります。私たちが住むコペンハーゲンから数百キロ離れています」と説明しました。
「値段も手ごろだし、いい会社だよ」
日本でもレゴは子どもたちにとって人気のおもちゃの一つです。保育園に置いてあるところも珍しくありません。大人用もあり、大学で研究を重ねるサークルもあります。魅力にハマれば、どんどん熱中する中毒性も備えています。
ただ、もちろん、デンマークほど一般的ではありません。
「日本人もぜひ買ってみて。値段も手ごろだし、いい会社だよ。そう思うよ」とサイモンさんはお勧めしました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)