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令和元年に売れた意外なもの 婚姻届けに貯金箱… 年越し間近にトレンドハンターが振り返る

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:清水 淳

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 2019年ももうすぐ終わる(写真はイメージです)【写真:写真AC】
2019年ももうすぐ終わる(写真はイメージです)【写真:写真AC】

節目の一年 新元号の祝賀ムード、消費税率引き上げ、災害など

 もうすぐ令和元年も終わろうとしている。漢字一文字で今年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれた2019年。元号が平成から令和に変わり、祝賀ムードや新たな希望に沸いた一方で、消費税が上がったり、地震や大雨、台風などの災害に見舞われたり……。変動、節目の一年とも言えそうだ。インターネット通販「楽天市場」で2億点にのぼる商品の購買データを分析するトレンドハンターの清水淳氏に話を聞いた。

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令和元年に売れたもののひとつ、市販の婚姻届【写真提供:楽天】
令和元年に売れたもののひとつ、市販の婚姻届【写真提供:楽天】

増税前の駆け込み消費、参拝での御朱印帳やオリジナル婚姻届も

 最も目立ったのは、今年10月に消費税率の引き上げ前の「駆け込み消費」。日用品のまとめ買いをはじめ、高いものも消費しておこうとする高額消費が特徴的だという。「増税の実施前にテレビなどの高額家電製品の購入や経済的負担が多くなりがちなリフォームの注文が集中しました」と清水氏は説明する。

 たとえば4K対応テレビや冷蔵庫などの高額家電製品、リフォームや自動車教習所へ入校の前倒しなど。前年の同時期と比べると、テレビは131%、リフォームは70%増。(2019年8月1日~9月30日の期間における、該当する楽天のサービスにおける売上・予約の前年同期比)。それに伴い、キャッシュレスへの関心も高まり、「キャッシュレスガイド」関連の書籍も売れた。

 新元号を特徴づけるものとして意外なものも売れた。それは「婚姻届」。

 婚姻届といえば、役所に取りに行く用紙と思いきや、ここ3~4年ほど前から提出可能な市販のものが人気に。自分の好きなキャラクターや出身地にちなんだものなど、婚姻届が選べる時代になっていた。そこに「新元号あやかり婚」の流れが。同時期(2019年1月~9月30日)の前年比で売り上げが40%増えたという。

「祝賀ムードのなかで人生の大切なイベントを迎えたいというニーズを捉えたのだと思います。『令和』の文字が印刷されたオリジナルの婚姻届を新たな時代の始まりと共に結婚の時を迎えたいというカップルが急増したのだと考えます。デザイン性に富む商品に人気が集まりました」

 そのほか、今年4月に当時の天皇皇后両陛下が伊勢神宮を参拝されたことで、旅行では伊勢方面が人気を博した。参拝に欠かせない「御朱印帳」を求める人は同時期の前年比で40%増。「令和」の引用元として万葉集が挙げられたが、万葉集関連本はなんと948%も増加した。