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「日本人はやはりびっくり」 スポンジは何にでも使う フランス暮らしで目を疑った掃除の方法とは
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日本は衛生的な国といわれますが、家事の仕方などに海外と違いはあるのでしょうか。ひょんなことからイギリスに移住、就職し、海外在住歴7年を超えたMoyoさんが、外国暮らしのリアルを綴るこの連載。第49回は、フランスとイギリスで暮らして驚いた掃除習慣の違いについてです。
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「こういう使い方もあるのね~」と思っていたところ…
前回まで、フランス家庭でのごはんの内容や、食事時間についてお話ししました。そのフランス家庭“あるある”で、もうひとつびっくりしたのが家事の仕方です。
どの家庭にあると言っても過言ではない、お皿を洗うときに使う黄色と緑のスポンジ。このスポンジを、お皿を洗う以外にも、ありとあらゆるところで何にでも使うのです。
最も一般的な使い方としては、テーブル上に落ちたパンくずを硬く絞ったスポンジでさっと集めたり、テーブルクロスの上にソースなどがこぼれていたら、ちょっと湿らせたスポンジでゴシゴシ拭き取ったりする方法です。
ここまではまだ、テーブルなので「こういう使い方もあるのね~」と思っていました。ところが、安心したのもつかの間、料理中に飛んだ油やソースやら、いろいろと飛び散っているコンロの掃除も同じスポンジでします。
さらに、床に落ちたソースなどをさっと拭いたり、ゴミくずをかき集めたりするのにも、このスポンジは活躍します。ご存じの通り、こちらは土足生活なので、お世辞にも常にきれいな床……とは言えません。
テーブル用の台拭きはまだ我慢できるとしても、床はせめて分けたほうがいいのではと思い、これだけはやはり慣れません。最初はびっくりして、たまたま私がお世話になっている家庭だけの習慣なのかと思い、Googleで検索した思い出が。日本人はやはりびっくりするようで、いろいろなエピソードが出てきて逆にホッとしたことを覚えています。
ホームステイさせてもらっていたところではなんとか我慢していましたが、自分のアパートに移ってからはすぐに、台拭き用のタオル、掃除用のスポンジ、手洗い用のタオル、お皿拭き用のタオル……と、用途別に細やかに分けました。