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ハワイの七五三は日本よりお得? マナーの違いを感じた日本人ママの失敗とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

日本の神社で赤っ恥体験

 ところで、神社というと、日本の神社での苦い思い出がよみがえります。

 ロコ美は日本での里帰り出産だったので、日本の神社で百日参りをしました。当時、ハワイ在住5年を超えていた私は日本での子育て経験がほぼなく、日本のマナーを忘れていたため、夫にはカジュアルなカラーシャツを、ロコ男にはハワイの正装であるアロハシャツを着せて、ご祈祷に向かいました。

 すると、式が終わった直後に神主さんから「ご祈祷に来る際は、ちゃんとした服装で来なさい」と叱られました。

 確かに、ほかの家族の服装を見ると、親御さんは紺のフォーマルなスーツスタイル。ロコ男と同じ年頃の子どもは、白い襟付きのシャツに紺のベストを着たおぼっちゃまスタイルです。

「やってしまった……!!」と自分自身を恥じました。そのときの写真を見返すと、今でも胸が痛いです(笑)。

 一方、ハワイの神社はというと、男性はアロハシャツ、女性はハワイ柄のワンピース(ムームー)で問題ありません。それがハワイの正装だからという理由だけでなく、服装について誰かに指摘されることは、神社だけでなく、あらゆるシーンでほぼないのではないでしょうか(それぞれの家庭や人種、アイデンディディに関わることなので)。

日本に比べてファッションに寛容なハワイ

 たとえば、学校。ドレスコードは一応あって、おしりが見えそうなショートパンツはNGだったり、ホラーすぎるイラストTシャツはダメだったりします(映画『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のジャックはOK)。その一方で、足元はビーチサンダルやクロックスで登校してもいいですし、カウボーイが履くようなウエスタンブーツで毎日登校する子もいました(笑)。

 小学校高学年になると、へそ出しファッションの女の子もいます。思い思いのファッションで登校している姿を見ていると、改めて「ファッションって自己表現のツールなんだ」と実感させられました。

 ……と、神社から学校の話にすり替えて、ハワイのファッションの寛容さをお伝えしましたが、話を戻すと、やはり日本の神社では日本のマナーに従うのが常識! 次に日本でご祈祷を受ける際は、日本式でバッチリ決めていきたいと思います。

※1ドル=153円で換算。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、即フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。大好きな東方神起に取材できたことを機に、日本のキャリアに一区切りをつけ、2013年、単身ニューヨークへ。2015年、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(7歳、4歳)を完璧なバイリンガルに育てるべく奮闘している。