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記録的な高値が続くキャベツ 少しでも節約するには? 実は再生栽培ができる意外な野菜4選
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食卓に欠かせないキャベツが記録的な高値になるなど、野菜の価格高騰が続いています。何かと物入りな年末年始が近づき、日々の生活ではなるべく節約をしたいところ。そこで、自宅で簡単に再生栽培できる野菜4選を、小林青果株式会社 代表取締役社長・岩本良一さんに教えていただきました。
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新鮮さを楽しむこともできる
燃料費の高騰や異常気象などで近年、野菜の値段が安定しない日々が続いています。そこで注目したいのが、野菜の切れ端を再利用する再生栽培。手軽にできるものとして豆苗が有名ですが、実は意外な野菜も再生栽培が可能です。岩本さんは、再生栽培の利点は節約だけではないと話します。
「育てた野菜は収穫したてを味わえるため、スーパーマーケットなどで購入してきた野菜とはまた違う新鮮さを楽しむこともできます」
土を使わない水耕栽培で再生する場合、放っておくと菌が発生しやすいので、水は1日おきに入れ替えましょう。さっそく、再生におすすめの野菜を伺いました。
○再生栽培におすすめの野菜4選
1. キャベツ
容器に水を張り、キャベツを切ったあとに残る芯の底面が水に浸かるように置きます。2~3週間もすれば立派な葉が成長。その時点で食べてもOKですが、土に植え替えると玉キャベツにまで育てられます。
2. 大根
大根の頭を2~3センチ残して切り落とします。あとは、白い部分が浸かるように、水を張った容器に入れておくだけ。1~2週間もすれば、新しい葉が茎の切り口から生えてきます。刻んで、漬け物や炒め物にすると良いでしょう。
3. ネギ類
ネギは根元10センチくらいを残します。成長すると上に伸びて容器が倒れやすいので、口の狭い容器を使うのがおすすめです。または、スポンジに切り込みを入れて、そこにネギを立ててもOK。早ければ1~2週間で収穫が可能です。
4. レタス類
レタスもキャベツ同様に、芯の底面を水に浸けます。もともと水耕栽培にも向いているといわれており、比較的成長しやすい野菜です。丸まらないリーフレタスやサニーレタスのほうが、育てるのに適しているでしょう。
キッチンの限られたスペースが菜園になる、目からウロコのアイデア。フードロスやエコの観点からも、野菜の切れ端を活用したいですね。
(Hint-Pot編集部)