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「アメリカ人にとっては手頃な価格」 東京ディズニーランドにハワイからの旅行者が増えている理由とは
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東京ディズニーランドは安い! 一方でネガティブなことも
では、アメリカ人の日本“子連れ”旅行においてどの観光地が人気なのか。それは、もちろん東京ディズニーリゾートです。ハワイのロコにとって、これまでディズニーといえばカリフォルニアでしたが、今は東京ディズニーリゾートが常識。一番の理由は、やはり円安の影響で入園料が安いからです。
たとえば、カリフォルニア・ディズニーランドの入園料は12月~3月の料金カレンダーによると、104ドル~206ドル(約1万6000円~3万2000円)を推移しています。一方、同期間の東京ディズニーランドは7900円~1万900円(約51~71ドル)。なんと、カリフォルニアの半額~3分の1の価格です!
日本では、どんどん値上がりする入園料に対し「家族で行ける場所ではなくなっている!」と不満の声が聞かれますが、アメリカ人にとっては手頃な価格なんですね。
ただ、世界中のディズニーランドに行ったことがある友人は「どこのディズニーランドよりも東京ディズニーリゾートは混んでいて、楽しめなかった」と言っていたので、(外国人にとって)安い価格だからこそのネガティブ面はあるようです。
子どもがなくした帽子 キャストに聞いてみたら…
その友人は“東京ディズニーランドにしかないもの”として、ホスピタリティを実感した出来事を話してくれました。
友人の子どもは、東京ディズニーリゾート限定で発売されているミッキーマウスのハットをかぶっていたのですが、なくしてしまいました。アトラクションに乗る前か、乗ったあとか、どこで落としたかわからなかったので、諦め半分でキャストに尋ねてみたところ、無事にハットが戻ってきたのだとか。
「名前を書いていないものが戻ってきた!」「アメリカだったら絶対に戻ってこない!(=拾った人が盗む。または係の人が捨てる)」と感激し、「東京ディズニーランドはすごい!」と感心していました。
こういう話を聞くと、日本人のホスピタリティや倫理観は世界に誇れるものなのだと実感できて、なんだかうれしくなります。
※1ドル=約155円で換算(11月22日現在)。
(i-know)