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「円安地獄で海外在住者の暮らしがヤバイ」は本当? カップラーメンは衝撃的な値段 ニューヨークの食費事情
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海外暮らしが長くなると、日本食が恋しくなるもの。妻の海外赴任に伴い、アメリカ・ニューヨークで駐在夫、いわゆる「駐夫(ちゅうおっと)」になった編集者のユキさん。この連載では、「駐夫」としての現地での生活や、海外から見た日本の姿を紹介します。第13回は、円安と物価高が続くニューヨークの日本食事情についてです。
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日本と同じものをニューヨークで食べる
「来週から出張だから」。そう言って妻が何日か家を空けるときは、さて食事をどうしようかなと考えることになります。
40歳を過ぎてからの結婚で、ひとり暮らし生活も長かったのですが、仕事の関係から帰宅は遅く、たいていどこかでお酒を飲みながら何かをつまむか、コンビニエンスストアでお弁当を買うか、スーパーマーケットで惣菜を買ってくるかして、自炊もせずに夕食を済ませていました。
今住んでいるところの近くでは、たいていの食材がそろい、食事を作るのに事欠くことはありません。しかし、ふと日本に住んでいた頃と同じようなものを食べたいと思うことがあります。
そんなときに重宝するのは、やはり日系のスーパーマーケットです。マンハッタンには、サンライズマート、ダイノブ、片桐といった日系のスーパーマーケットがいくつかあります。1995年に設立されたサンライズマートは、日本での必需品やお弁当、食品、新鮮な食材を提供している大変頼りになるお店です。
今回は、日本で生活しているときと物価高のニューヨークで、同じものでもどれくらい値段の違いがあるのか比べてみたいと思います。
ニューヨークでカップラーメンの値段は?
まずは、カップラーメン。日清の「カップヌードル」が3.49ドル(約524円)、「サッポロ一番」の袋麺が5パック入り6.39ドル(約959円)です。
パックごはんの「サトウのごはん」5個入りが17.79ドル(約2669円)に、インスタントカレーの「S&Bゴールデンカレーが3.99ドル(約599円)。
納豆は「おかめ納豆」が3パックで2.99ドル(約449円)です。納豆の種類は豊富で、日本にいた頃より品ぞろえが充実しているのではないかと感じるほど。
お菓子は、カルビーの「ポテトチップス」ののりしお80グラムが3.49ドル(約524円)、グリコの「ポッキー」51グラムが2.79ドル(約419円)です。
また、サンライズマートで売られているお弁当は大きめのシャケが入っており、日本のお弁当よりボリュームがあるものの、値段は13.99ドル(約2099円)。おかかのおにぎりが2.99ドル(約449円)です。