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「日本でも珍しいですよね?」 オーストラリア人が釘付けになった場所とは
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都市部だけではなく、地方でも外国人観光客を目にすることが多くなってきました。初めて日本を訪れているオーストラリア人男性も、東京や大阪だけではなく、長野に足を伸ばしたそうです。自然あふれる長野で、とくに印象に残った場所がありました。いったい、どのような場所だったのでしょうか。
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電車が大好き 訪れた土地でさまざまな電車を体験
初めて日本を訪れているオーストラリア人のリッチーさん。友人からのアドバイスを受け、日本を旅行することに決めました。3週間滞在し、東京のほか、長野や京都、大阪、広島などをめぐっています。
電車が大好きなリッチーさんは、世界的にも評価が高い日本の電車に興味津々です。大阪や広島へは新幹線を利用しました。また、大阪では地下鉄にも初めて乗車。広島では、路面電車を見て感激しました。
さまざまな電車を体験することができ、とても充実した旅を送っているようです。
ツアーに参加して長野へ 圧倒された松本城
長野へ行くのには、ツアーを利用しました。長野の景色は「とても美しかったです」とリッチーさん。なかでも心に残った場所があったそうです。
「とくに松本城は圧巻でした。黒いお城って日本でも珍しいですよね? この黒は漆の黒だそうで、メンテナンスがとても大変らしいんです。毎年、欠かさず塗り替えていると聞いて、とても驚きました」
国宝になっている松本城は、天守が現存するわずか12城のうちのひとつ。そのうち五重天守の実物を見ることができるのは、世界遺産にも登録されている姫路城と松本城のみです。
特徴のひとつである黒さの理由は、リッチーさんのいう通り、漆を塗っているため。白い漆喰の壁では、雨などで濡れると崩れてしまうので、板を張った上に防水効果のある漆を塗っているのです。
「日本は新しいものも好きだけど、古き良きものも大切にしているのが素晴らしいですね」
築城から500年以上が経過している松本城。昨年度は、外国人観光客の入場者数が統計を取り始めて以降、過去最多を記録しました。日本独自の歴史や文化を大切にすることで、より多くの外国人を惹きつけることでしょう。
(Hint-Pot編集部)