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「僕たちはとてもラッキーです」 アメリカ人が日本で笑顔を見せたワケ 持ち歩いていたスーツケースの数に驚き

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アメリカ人のライアンさん【写真:Hint-Pot編集部】
アメリカ人のライアンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 訪日客増加の勢いが止まりません。それには2022年から続く円安も大きく影響し、都心でも多くの外国人観光客がショッピングを楽しんでいます。日本に2週間ほど滞在しているというアメリカ人カップルは、買い物に大忙し。その購入量はどれほどになったのでしょうか。

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日本滞在ではプロポーズにも成功 パートナーがフィアンセに

 日本を初めて訪れた、アメリカ・サンディエゴ出身のライアンさん。同行するパートナーのヨーコさんは、日本人とアメリカ人の両親を持ち、幼少期を大阪で過ごしたそうです。そのため、今回は久しぶりの里帰りの意味合いもあります。

 東京、京都、大阪をめぐるなかで、さまざまな刺激を受けた様子のふたり。買い物も存分に楽しみました。

「今、フィアンセは(ヨガウェアなどで有名な)『ルルレモン』で買い物をしているので、僕が“荷物番”をしているんです」と笑みを浮かべるライアンさん。さらに、日本のスポーツファッションブランドの「オニツカタイガー」を訪れる予定で、そのほとんどが婚約者の買い物とのこと。荷物を見守るその表情に、優しさがにじみます。

 2022年から進行した急激な円安。その傾向は今年も継続しています。9月半ばに、一時的に139円台まで上昇しましたが、11月中旬には156円台に。厳しい物価高が続くアメリカから訪れたライアンさんたちの旅が、買い物中心となるのもうなずけます。

 近年の円安は、訪日客の数にも確実に影響しています。日本政府観光局の発表によると、今年10月の訪日外客数は331万2000人で単月過去最高を記録しました。また、10月までの今年の累計は3019万2600人で、1964年の統計開始以来、過去最速で3000万人を突破しています。ライアンさんは「今は円安なので、僕たちはとてもラッキーです」と幸せそうに語りました。

 ショッピングでは自然と購入量も増加しているようで、「買い物でパンパンですよ」と話すライアンさんが持っていたのは、なんと4つのスーツケース。文化体験だけでなく、購入した商品も日本滞在の貴重な思い出になるといいですね。

(Hint-Pot編集部)