話題
子育てパパの“プライド”を描いた漫画 「女の子はパパが好きだからねー」につい本音がポロリ
公開日: / 更新日:
4歳と0歳の女の子の子育ては毎日が刺激的で楽しい
子供の成長はあっという間。そんなかけがえのない時間を大切にしたい、少しでも一緒に過ごしていたいと思うのは、母親も父親も同じです。子育てに奮闘する2児のパパが、ご近所さんから何気なく言われたことにモヤモヤしたと、本音を綴った漫画が話題となっています。「女の子はパパが好きだからねー」という言葉。もちろん、なにも悪気がないのはわかってはいるのだけれど…。作者のパパの本音とは? 子育てへの率直な思いを聞きました。
◇ ◇ ◇
奥様と一緒に子育てに励むはるき(haruki_komugi)さんは、4歳と0歳の女の子のパパ。次女が生まれたときに、「長女もついこの間まで赤ちゃんだったのに、気づけばもう4歳…。こりゃ毎日に追われていたら、次女もあっという間に大きくなるぞ!」という思いから、子どもたちと過ごす日々を漫画にして記録しているのだとか。
ある日のこと。家族でお散歩中、パパにぎゅっと抱っこしてもらう長女を見たご近所さんが、「いいわねーパパに甘えて」と声を掛けます。それにたいしてママが、長女がパパにべったりだということを話すと「まぁ、女の子はパパが好きだからねー」と言われ、なんだかモヤっとしたそうです。
ご近所さんが悪い意味で言っているわけではないことをもちろん理解しているといいますが、はるきさんが引っかかりを感じたのは本当に「性別」で区別していいことなのか、ということ。「女の子だからパパが好き」、「男の子だからママが好き」なんて、一人ひとり個性のある子ども達は一筋縄ではいきません。
子ども達が甘えてくれるのは、性別ではなく、その裏で一つひとつ築き上げてきた子どもとの「信頼関係」があるからこそ。それがどこか腑に落ちない気持ちになってしまったのかもしれません。
「パパだってそれくらいのプライドあってもいいでしょ?」と、はるきさん。そして、男の子のママたちに「男の子はみんなママが恋人ですからね」ということは言わないようにしようと心に誓います。
はるきさんは、子どもたちが予期せぬ行動を見せてくれることが楽しいと感じ、毎日、想定外のことばかりが起きるので刺激を与えられているそうです。また、子育ては毎日が「待ったなし」の状態。少し立ち止まって一息ついたり、一歩引いた目線で落ち着いて子どもの様子を眺めたりすることができずに、いっぱいいっぱいになってしまうこともあるようですが、「そんな時期もあったよね。大丈夫、そのうち楽になるから」と前向きに、今しかない、このささやかな「幸せな時間」を大切にしたいと語ってくれました。
子どもがパパに甘えるのは、いつもコミュニケーションを欠かさず、どんなときでもそばで優しく、大切にしてくれるということが子どもたちにもちゃんと伝わっているから。子どもの成長はあっという間で、甘えてくれるのは今だけなのかもしれないと思うとちょっぴり寂しい気持ちになるそうですが、これからも温かく、そして楽しみながら子どもの成長を見守っていきたいそうです。
(Hint-Pot編集部)