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「オランダでは見たことがないですね」 初訪日で衝撃を受けたオランダ人 アイデアに感激したものとは
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世界から人気を集める日本のグルメ。寿司やラーメンなどを求めて、日本へやってくる外国人観光客も少なくありません。なかには、工夫を凝らしたスイーツに注目する人も。初めて日本を訪れたというオランダ人は、滞在中に食べたスイーツに感激していました。いったい、どんなものに心を奪われたのでしょうか。
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日本のアニメと日本食が好きなオランダ人 スイーツを堪能
オランダからやってきたという、ドノバンさんとカイさん。ふたりは高校時代からの友人で、今回が初めての訪日です。21日間の滞在を予定しており、東京や京都をめぐる計画をしています。
旅先を日本に選んだ理由について、「日本のアニメと日本食が好きなんです」と教えてくれたドノバンさん。滞在中は川崎を拠点に、渋谷や東京スカイツリーなどに足を運び、観光を楽しんでいます。
街を散策しながら、おいしい日本食もたくさん食べたふたり。甘いものが大好きとのことで、ドノバンさんはとくにパンケーキが印象に残ったそう。皮をむいたバナナが丸ごとのっていて、見た目も「大胆でした」と感激していました。
「パンケーキは今まで食べたことない食感で、まるで空気を噛んでいるようにふわふわだったんですよ。『こんなエアリーなパンケーキあるの!?』とびっくりしました」
目でも楽しめる日本のスイーツに大満足のドノバンさん。スイーツ好きのカイさんは、母国では見たことがないというものに出合い、とても驚いていました。
「キャラメル風味のクレームブリュレみたいなものが入っていたクレープです。上にパリパリの層がありました。クレームブリュレをクレープの具にするというアイデアは、オランダでは見たことがないですね」
クレープは、フランス・ブルターニュ地方発祥のそば粉で作ったガレットが起源といわれています。具材ではなく生地を楽しむものとされ、温かいものを平たく折りたたみ、フォークとナイフを使って食べることが多いそうです。
一方、日本ではホイップクリームやチョコレート、フルーツなどの具材を包んで食べるのが一般的です。クレープのイメージを覆す、日本のオリジナリティあふれる一品に、カイさんはすっかり魅了されていました。
初めての日本に感動が止まらない様子のふたり。まだ続く旅のなかで、オランダにはないものをたくさん見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)