どうぶつ
「真似してる」 引退馬2頭がまるでヘドバン シンクロしていた理由にほっこり
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向かい合う馬房でシンクロする姿は、ずっと見ていられそうです。スズカフェニックとナカヤマフェスタが、ともに頭を上下に振りまくる映像が「うらかわ優駿ビレッジAERU」の公式X(ツイッター)アカウント(@aeru_joba)に投稿されました。ともに目を引こうとしているのか、同じようなリズムで首を上下動させています。2頭の動きについて、担当の太田篤志さんにお話を聞きました。
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アピール上手なスズカフェニックス 実はおねだりの動き
リズム良く動くスズカフェニックスと、それに呼応するナカヤマフェスタ。ともに動きを理解しているのでしょうか。「こうかな?」「そうそう、こうだよ」といった会話が聞こえてきそうです。
「真似してる」というシンプルなひと言が添えられた動画はXで話題になり、4000件以上の“いいね”が。リプライ(返信)には「動と動の共演」や「適切な指導」「AERUヘドバン部」など、癒やされる言葉が並びました。
2002年生まれで22歳のスズカフェニックスは、AERUに来て8年が経ちました。2006年生まれのナカヤマフェスタは、1年と少しです。太田さんによると、先輩であるスズカフェニックスはアピール上手で、それをナカヤマフェスタが真似しているようです。
「スズカフェニックスは、すごくアピールするタイプです。動物園とかで、クマがお客さんからエサを欲しくてアピールするのと、ちょっと似ています。このとき首を振っていたのは、エサやおやつが欲しいとおねだりしているから。それをナカヤマフェスタが真似しているみたいです」
どの馬もこのアピールをするわけではありません。AERUにいるほかの馬はおねだりをまったくしないケースもあり、一部のようです。
うらかわ優駿ビレッジAERUがある北海道浦河町はすっかり冬になり、干し草はありますが、みずみずしい生牧草が取れません。そのため、ファンから送られてくる生牧草は貴重で、それを欲しがってのアピールの可能性もありそうです。
一日の始まりは、朝食から。その後放牧され、昼過ぎに帰厩。体の手入れを受けて夕食となります。
2頭は4歳違い。現役時代はスズカフェニックスが短距離、ナカヤマフェスタが長めの距離で走っていたため、一緒にレースをしたことはありません。しかし、ともに伝統のGIを勝つなど、勲章を持っていることが共通点。これからの厳しい冬も、スタッフさんのケアを受けながら楽しく乗り越えそうです。
(Hint-Pot編集部)