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「無意識の行動が火災を呼ぶという現実」 東京消防庁の注意喚起に反響 住宅火災の出火原因第1位とは
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冬は空気が乾燥し、火災が起きやすい季節です。火が燃え広がるのも早く、大きな被害につながる可能性があります。東京消防庁は公式X(ツイッター)アカウント(@Tokyo_Fire_D)で、住宅火災による死亡者数が急増していると注意喚起。主な出火原因にも触れ、気をつけるよう呼びかけています。
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「とくにご高齢の方々への注意喚起にご協力をお願いします」
「お伝えください」の書き出しで、拡散を呼びかけた投稿。住宅火災で亡くなる人が急増しているとのことで、「過去10年で最多だった令和元年を上回るペースです」と注意を促しています。
さらに、「近年、住宅火災で亡くなる方の7割は65歳以上のご高齢の方です。この投稿をご覧になったみなさまは、とくにご高齢の方々への注意喚起にご協力をお願いします」と、呼びかけました。
投稿のツリーでは「過去5年、住宅火災の出火原因第1位が『タバコ』です」と紹介。「ストーブ火災による死者も例年12月から3月にかけて急増します」と、主な出火原因を挙げて注意喚起しています。
こうした投稿に対し、引用リポストには「最近、地元でも火災事故がありました。本当に、気をつけたい……」「ストーブの近くにタオルを干したり、火を消し忘れたり……無意識の行動が火災を呼ぶという現実」「ストーブ買ったばかりなので気をつけます」などの声が上がっています。
「ストーブのなかで最も多いのは、電気ストーブ」
東京消防庁の公式ウェブサイトでは、速報値として「令和6年中は住宅火災による死者が72人発生しています!」の書き出しで、「STOP! 住宅火災」という特集を掲載。「過去5年間の住宅火災による死者の発生状況」をはじめとする各種データや、主な出火原因を防ぐポイント、住宅用火災警報器防火対策を紹介しています。
「死者発生原因第1位!」のタバコについては、「寝タバコは絶対にしない」「飲酒→喫煙→うたた寝に注意する」「吸い殻を灰皿に溜めない」など注意すべき点を列挙。ほかの出火原因についても、具体的なポイントを挙げて対策を紹介しています。その一部を見てみましょう。
○ストーブ
・周囲に燃えやすいものを置かない
・外出時や就寝時は必ず消す
・給油は必ず消してから行う
・ストーブの近くで洗濯物を乾かさない
○コード
・使っていないプラグは抜いておく
・プラグ、コンセントは定期的に掃除する
・家具などの下敷き、折れ曲がりに注意する
・タップは決められた容量内で使用する
・束ねて使用しない
意外にも思えますが、火災の原因として「ストーブのなかで最も多いのは、電気ストーブ」とのこと。また、直接的に火を使わない暖房器具であっても、周囲に燃えやすいものを置かないなど気をつけて使用しましょう。
ちょっとした気のゆるみや不注意が、火災につながることもあります。家や家財、そして何よりも家族の安全を守るために、十分に注意したいですね。
(Hint-Pot編集部)