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花束を利き手で持って渡すのはマナー違反? 渡すときの適切なタイミングとは プロに聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:のなか りえこ
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送別会やパーティーなどで、花束を渡すことがあります。選ぶ花や渡すタイミングに、決まりはあるのでしょうか。また、花束を直接渡す際に気をつけたいこととは? フラワー&グリーンコーディネーターの、のなかりえこさんに伺いました。
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花束を渡すタイミングは基本的に「終盤」
花束を渡すタイミングは、1対1やカジュアルな集まりの場であれば、好きなタイミングで渡して良いと思います。ただし、会や式典といった場で渡すときは、進行の終盤に渡すのが一般的です。
たとえば、送別会やパーティーなどで花束を贈る場合、後半にあいさつが終わってから手渡すと良いでしょう。表彰式や式典、コンサートや舞台での花束も、演出に合わせつつ終盤に渡すのが一般的です。
考慮すべき点は、その後の進行に対し、花束を受け取った方が負担にならないかということです。そのことに配慮してタイミングを考えましょう。贈呈のときまで、相手に花束の存在をわからせないようにすることも大切です。
花束の持ち方、渡し方
花束を渡す際は、正式な持ち方があります。花を上面に、右手で束ねられた茎部分を持ち、左手で花上部を支えます。その際、リボンなどで束ねられたすぐ下の部分を、右手で上から掴むようにして持つと良いでしょう。
花束は完全に横にするのではなく、花がやや上向きになるように角度をつけて持つと、より見た目がきれいです。贈る相手の前に進んだら、花束の茎部分を左手に持ち替え、右手で花上部を支えます。
このとき、相手に花が見えるようにすると良いでしょう。相手の利き手が左の場合は、反対の動きになります。つまり自分の利き手は関係ないので、受け取る相手が利き手で持ちやすいように配慮しながら渡しましょう。
気をつけるべき点は、花部分を下にして持たないこと。花がしおれないよう茎の部分は保水されていることが多いので、花を下に向けるとその水分が垂れてしまうおそれがあります。また、花を傷つける原因にもなるので、上向きにして持ちましょう。