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ツリーやリースだけじゃない! シンプルだけど華やかに クリスマスを彩る植物とは
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教えてくれた人:のなか りえこ
12月に入り、自宅でクリスマスの飾りつけを楽しんでいる人もいるでしょう。クリスマスツリーも良いですが、部屋に植物をシンプルに飾って、クリスマスムードを演出してみてはいかがでしょうか。フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに、この時期おすすめの花や枝ものを伺いました。
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花編:鉢花なら定番を 切り花なら豪華な花姿のものを
クリスマスを演出する鉢植えの花は、定番の2つをチョイスしました。切り花は華やかさをプラスする花3つを紹介します。切り枝と一緒に飾っても良いでしょう。
○ポインセチア
メキシコ・中央アメリカ山地原産の常緑性低木。店頭に並ぶ園芸品種鉢植えのものは、寒さに弱いので室内で育てましょう。赤などに色づいた部分は、花ではなく苞(ほう)と呼ばれる部位。その苞の中心にある黄色い部分が花です。赤色のほかに白、ピンク、ゴールド系、またカールしたように丸みを帯びた形のものもあります。
○シクラメン
地中海原産の多年草球根植物。和名「かがり火花(かがりびばな)」は、植物学者の牧野富太郎氏がつけました。本来、開花は10月頃からですが、クリスマスや年末年始に向けたこの時期にたくさん出回る定番の鉢花です。花の色は赤や白、紫色、ピンク、グラデーションがかかったもの、多弁咲きのものなどがあり多種多様。花だけでなく、葉の模様や色合いも多彩です。一鉢で室内が華やかになります。
○アマリリス
まっすぐ伸びた茎先に、直径10~20センチの大きな花を数輪、放射線状に咲かせるのが特徴です。色は白やピンク、サーモンピンク、赤、複色など多様で、咲き方も一重咲きから八重咲きとさまざま。花びらは先のとがったものや、全体的に丸みを帯びたものもあります。1輪を花瓶に生けるだけで華やかに。茎が裂けて、くるっとタコの足のようになっていくので、少しずつ切り戻しをしてください。
○ダリア
品種が多く、豪快で力強い大輪から可憐な小輪まであります。咲き方も、一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなどがあるので、好みで選びましょう。色は赤や紫、オレンジ、ピンク、白、複色など明るい色もありますが、ダークな色合いが人気です。黒蝶(こくちょう)と呼ばれる黒味を帯びた濃い赤色のダリアは、シックなクリスマスの雰囲気を楽しめます。
○バラ
「花の女王」といわれる代表的な花。種類や色が豊富で、クリスマスの贈り物にも人気です。クリスマスカラーの赤をはじめ、ピンクやイエロー、オレンジなど明るい色を選ぶと華やか。複数あるほうが豪華ですが、1輪だけ飾っても、シンプルながらバラの魅力をたっぷり楽しめます。