三大都市圏でなく、地方部を訪れるインバウンドも増加しています。日本でしかできない体験を楽しみにする一方で、戸惑いを感じてしまう場合も。日本を何度か訪れているカナダ人は、初体験時に少々躊躇したことがあったといいます。いったいどんな体験だったのでしょうか。

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北陸を中心に日本を満喫

　日本を訪れている、カナダ人カップルのブレンダンさんとクロイさん。ふたりは訪日リピーターで、ブレンダンさんが日本へ来るのは3回目です。そして、クロイさんは10年ほど前に、英語教師として2年間京都に住んだ経験があり、すっかり日本が気に入ったようで、以降も何度か訪日しているのだとか。

　今回は北陸を中心に巡ったそうで、今は東京にその後東京に滞在。翌日には日本を離れる予定だといいます。この日の東京は、最高気温が9度と大変寒い日でした。

「前回来たのは昨年の7月だったので、すごく暑かったです。でも、今回は寒くて……。日本の夏と冬の両方を味わっていますね」

　そう語るブレンダンさんに、クロイさんは「でもオタワと比べると、暖かいですけどね」と笑いながら返していました。

草津温泉へも足を運んだふたり

　ふたりは、指定の電車やバスが4日間乗り放題という、訪日外国人向けのお得な切符を使ったそう。この切符を利用して、群馬県の草津温泉にも足を運びました。

　そこで初めての経験をしたというふたり。そして、風情のある景色にとても癒やされたといいます。

「露天風呂に入るのは初めてでした。雪が降っていたので、景色もとても美しかったです」

　そう感動を語るクロイさん。実は、日本の公衆浴場を利用するのは、今回で2度目でした。1度目は、ホテル内の大浴場を利用したそうです。そのときの気持ちをクロイさんはふり返ります。

「最初は、全裸になるのにはもちろん抵抗がありました」

　カナダの温泉やスパでは、基本的に水着着用が義務づけられています。日本のルールは知っていながらも、最初はやはり躊躇する気持ちもあったようです。

「でも、昨年7月に来たときに入ったので、今回は大丈夫でした」とブレンダンさん。ふたりともすっかり日本の温泉に魅了された様子です。

　日本が大好きなふたり。また再訪日をする際には、各地の名湯に足を運んでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）