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第1子出産の栗原恵さん 保護猫3匹と新たな家族とのにぎやかな生活 子育ては「なるように」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・砂坂 美紀

2025年は流れに身を任せる一年に

栗原さんと猫の“4人”家族に夫のKoukiさんも加わった【写真提供:栗原恵】
栗原さんと猫の“4人”家族に夫のKoukiさんも加わった【写真提供:栗原恵】

 子どもがお腹に来てからは、母との関係にも少し変化が。両親に自分が小さい頃の話を聞く機会が増え、母が書いていた母子手帳やメモなども見せてもらいました。私は両親にとって2人目の子どもだったのに、すごく丁寧に書いてくれていて。私はそこまでできてないので、感謝の気持ちでいっぱいです。

 両親からは「写真はたくさん残してあげてね」と言われているので、そこは(フォトグラファーの)夫にしっかりお任せしたいですね。私は出生時に4000グラム近くある大きな赤ちゃんだったので、母は3歳上の兄を育てながらパワフルに育ててくれて。いろんな話を聞くと、改めて感謝したいと思いました。

 故郷の島(広島県江田島市能美)にいるときは、夏休みは毎日のように海に行って泳いでいました。家で過ごすのも好きで、絵を描いたり、ピアノを習ったりしていました。

 これからの子育てに関しては、本人がやりたいことやって、元気でいてくれればいいと思っています。私自身は田舎の環境がすごく楽しかったので、できる限り地元に連れて帰って、海で遊ばせたり、土遊びをしたり、都会にいるとできないことも体験できたらいいですね。最終的に、やりたいことは本人が決めることですけれど。

 子どもが産まれたら大きく生活が変わるので、2025年がどのようになるか想像ができないのですが、「なるようにしかならない」と流れに任せていきたいです。そして、ほとんどが思い通りにならないだろうなっていうのはなんとなく感じているので、神経をすり減らすのではなく、「そういうものだ」と受け入れるのが一年のテーマなのかなと思っています。

 夫は私とは違うタイプで、友人によく「“人類みな友達”って感じの人だね」と言われます。社交的でコミュニケーションが上手ですね。自分にはない感覚をたくさん持っているので、価値観のすり合わせをしっかり話し合ってするようにしています。

 これから子どもが産まれると「話す内容がきっと変わるよね」と、お互いに言っています。出産が近くなった最近は、そういった話題も増えてきました。

 子どもの人生なので、私は見守りながら自分のやりたいこともやりつつ、重要なときに背中を押せるような存在でありたいです。子育てを「楽しみ」ながら、一緒に生きていけるような親子関係にしたいですね。

◇栗原恵(くりはら・めぐみ)
1984年7月31日、広島県佐伯郡能美町(現・江田島市)生まれ。両親の影響で小学4年生からバレーボールを始め、中学2年生で兵庫県姫路市の中学校へバレー留学。強豪校・三田尻女子高校(現・誠英高校)在学中、全日本代表に選ばれる。「プリンセス・メグ」として親しまれ、人気・実力を兼ね備えたエースとして活躍。2004年のアテネ五輪で5位、2008年の北京五輪で5位に入賞し、日本バレー界に貢献した。2019年の引退後は解説者、スポーツコメンテーターとして活動中。

(Hint-Pot編集部・砂坂 美紀)