どうぶつ
「素敵なおうち」 王様のようにかまくら制作を見守っていた愛犬 完成後の一枚に羨望の声
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本格的な冬を迎えました。降り積もった新雪にはしゃぐいぬも、多いかもしれません。しかし、X(ツイッター)では、雪国の風物詩・かまくらを前にしてもはしゃぐことなく、凛々しい姿で佇むいぬが話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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雪でできた「素敵なおうち」に「寄りたい!!」の声
「俺んち寄ってく?」
そんなコメントとともに投稿された写真には、1匹のいぬが写っています。いぬが立っているのは、三角形の屋根が特徴的なかまくらの入り口。目を閉じて横を向くその表情は、どこか誇らしげです。かまくらの雪に反射した太陽の光を浴びながら、主のような堂々たる風格を漂わせています。
この光景が投稿されると、2.2万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)や引用リポストには「かまくらはテンション上がるんだよなぁ!!」「寄りたい!!」「素敵なおうち」「ありがとう。お邪魔しちゃおうかな」など、さまざまな声が寄せられています。
かまくらに入るにはちびくんの許可が必要
かまくらの前で得意げな表情を見せていたのは、ポメラニアンと柴犬のミックスで2歳3か月の男の子「ちび」くん。北海道に住むちびくんにとって、冬の雪遊びは日常のようです。
写真が撮影された日、飼い主さんは本州から遊びに来ていたいとこの子どもを喜ばせようと、かまくらを作ったそう。
「兄妹、いとこの大人6人でせっせと作りました。ちびはそのとき、かまくらができあがる様子を、家の窓からじーっと見ていました。人間たちがかまくらをせっせと作っているのを、あったかい部屋でぬくぬくと、まるで王様のように見ていました(笑)」
30分ほどして、かまくらが完成。飼い主さんがちびくんを連れてくると……。
「かまくらに入ると、まずは全体の匂いをクンクン。体をこすりつけて『自分の家だ!』と勢い良くマーキングを始めました。『やっと俺様の家を作り終えたか』みたいな感じでしたね(笑)」
そして、かまくらの前で凛々しい表情を見せたちびくん。自分のおうちとして認識しているようだったと、飼い主さんは振り返ります。
「完全にちびに占拠されました。ちびがマーキングをしたので、大人が中に入ろうとしたら怒るかもしれませんね。でも、ちびの大好きなプピプピ音が鳴るおもちゃを持ってきてくれた人は、特別待遇で入れてくれるかも。現金なやつです(笑)」
かまくらの中には何人か入れそうですが、“家主”となったちびくんの許可が必要になるかもと、飼い主さんはお茶目に語ります。これからさらに雪深くなる北海道。ちびくんのおうちが、また増えるかもしれませんね。
○取材協力:ちび(@tanukitsuneC)さん
(Hint-Pot編集部)