差し入れは「どんなものでも大歓迎です！」

　これまでもたくさんの質問に答えてきた山内さん。来館者の気持ちに寄り添い、質問への回答は「ひらめきを重視している」そう。さまざまな質問のなかから今回の質問が採用された決め手については、「企業秘密です」と笑います。

　投稿は大きな反響を呼び、「差し入れをしたい」という声もたくさん届きました。差し入れについては断ることはないそうで、「どんなものでも大歓迎です！」とのこと。「ありがたくみんなの業務の糧にさせていだいております！」と明かしています。

日本最大級の淡水魚のモグモグタイムが見られるイベントも

　同館では、50種3000匹の生き物が飼育・展示されています。そのなかでも一番の見どころは、日本最大級の淡水魚として知られるイトウです。残念ながら飼育員さんのモグモグタイムは見られませんが、イトウが生きた魚を食べる「いただきますライブ」と称されたイベントがあるといいます。

「イトウの『いただきますライブ』では、生きたニジマスを与える給餌解説パフォーマンスと、通常の給餌解説の2種類の給餌解説をしています。イトウがニジマスを食べる瞬間をご覧いただき、生きることや食べることは基本的に他者の命を奪うことであり、決して簡単なことではないというメッセージを伝えています」

　このイベントは、同館が開館した2012年から行われています。ただ、冬の時期はイトウの活性が低下し、エサをほぼ食べなくなるため、現在はお休み中のようです。

　同館では、今だからこそ楽しめる工夫も。「凍った川の下で生きる魚の様子が見られる水槽が展示中です」と、山内さんは教えてくれました。冬の間にしか見られない、貴重な光景が堪能できますよ。

（Hint-Pot編集部）