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「アメリカにもあるけど日本のほうが優れている」 アメリカ人が母国との違いを実感した飲食店とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アメリカ人の(左から)ジャフィさんとゼフィルさん【写真:Hint-Pot編集部】
アメリカ人の(左から)ジャフィさんとゼフィルさん【写真:Hint-Pot編集部】

 ファストフードやコーヒーショップなど、世界展開している飲食チェーンは多くあります。初訪日したアメリカ人は、地元で親しんでいるチェーン店を日本で利用し、母国との差を実感したそう。いったい、どんな違いがあったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

「とてもオーセンティックで、スペシャル」

 アメリカから、初めて日本を訪れたジャフィさんとゼフィルさん。10日間の滞在予定で、富山、高山、京都、大阪、東京をめぐっています。

 ワインの産地として有名なカリフォルニア州のナパで、飲食関係の仕事をしているというジャフィさんは、海外でも注目が高まっている日本酒に興味があるそう。今回の旅では、富山県白岩地方にある、日本酒ブランド「IWA」の酒蔵へ足を運びました。

「周りには僕たちくらいしか外国人観光客がいませんでした。どこでも歓迎されて、すごく親切にしてもらいました。とてもオーセンティックで、スペシャルな地域ですね。雪もすごく美しかったです」と、富山に魅了された様子。

 ゼフィルさんも気に入ったようで、「家族とまた帰ってきたいと思います」と再訪を誓っていました。

「コーヒーの味に差はないかもしれないけど」

 食への関心が高いふたりは、各地を訪れながら、日本ならではの食べ物をたくさん楽しんでいるといいます。そうしたなか、見慣れたロゴのある店に足を向けることもあったそう。ただ、そこで感じたのは「いつもの味」ではなく、母国との違いだったとゼフィルさん語ります。

「正直、スターバックスやマクドナルドは、アメリカにもあるけど日本のほうが優れていると感じました。コーヒーの味に差はないかもしれないけど、フードとかペストリーとか、日本のほうがおいしいと思ったんです」

 世界展開するチェーン店では、現地の文化や好みに合わせるため、国や地域によってメニューやサービスに違いがあることも。日本は多くの国の人々から、食のレベルが全体的に高いと称賛されていますが、チェーン店も例外ではないようです。日本で販売されている、限定のメニューに魅了される外国人観光客は少なくありません。

 また、ジャフィさんは、ゼフィルさんの意見に同意しつつ、味以外にも美点があると指摘しました。

「店員の対応も違いますね。僕たちが注文に時間がかかっても、根気良く待ってくれました。とても感じがいいし、ホスピタリティやマナーは見習う点があると思います」

 マニュアル化されている面もありますが、おもてなし精神に満ちた接客も、日本ならではの良さと感じたようです。

 チェーン店であっても、日本のクオリティやサービスの良さを敏感に察知しているふたり。残りの滞在でも、仕事に生きるたくさんの発見をしてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)