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「大寒波で雪化粧した鶴ヶ城がやばい」 城の下にはポツンと侍の姿…幻想的な光景が話題に
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福島県会津若松市にそびえる鶴ヶ城。創営されたのは今から約640年以上前といわれ、伊達政宗や上杉景勝など、歴史に名を刻んだ武将も入城した、会津若松市のシンボルです。そんな鶴ヶ城の幻想的な光景が、X(ツイッター)で話題に。あまりの美しさに、24万件もの“いいね”が集まっています。投稿者のonotch(@onotch_x)さんに詳しいお話を伺いました。
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降り積もった大量の雪 真っ白な鶴ヶ城に大反響
「大寒波で雪化粧した鶴ヶ城がやばい」
そんなコメントとともに投稿された一枚の写真。そこには、厚い雪で覆われた鶴ヶ城が写っています。鶴ヶ城といえば、白い壁に映える赤い屋根瓦が特徴的ですが、それもわからないほどに雪が積もっています。
あたりは全面真っ白。天守閣の土台となっている石垣も雪で覆われ、まるで城が宙に浮いているようにも見えます。さらに、城の手前には、笠をかぶった侍のような人の姿も。過去にタイムスリップしたような一枚は、なんとも幻想的です。
投稿には24万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「これは美しい」「すごい、映画のワンシーンみたいですね」「20年以上近くに住んでいましたがこんな鶴ヶ城初めて見ました」「何に例えたらいいのかわからないほど素敵です」「雪まつりの作品みたくなってる」など、神秘的な光景に魅了された人たちからの声であふれました。
撮影した日の会津若松市は「今まで見たことないほどの雪の量」

寒波の影響で、記録的な大雪が続いた会津若松市。onotchさんが撮影した2月11日の気温はマイナス3~4度でした。「会津若松で今まで見たことのないほどの雪の量」だったといいます。雪が降ったり止んだりを繰り返すなか、注意しながら迫力が伝わるアングルを探り、カメラのレンズなどに雪がつかないように撮影したそうです。
雪が積もった鶴ヶ城の美しさは目を見張るものがありますが、城の前に姿を見せた人物も強い存在感を放っています。ほかに観光客がいる様子もなく、いったい何をしていたのでしょうか。
「実は、侍姿の人物は私自身です。このとき、カメラを三脚に固定して撮影を行いました。祖父の形見として羽織袴が家にあったのですが、それを使って日本の素晴らしい風景の写真を個性的な形で残せないかということを考えた結果、この撮影スタイルにたどりつきました」