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「カリフォルニアはこれほどまでに発達していない」 アメリカ人が日本で「便利すぎる」と驚いたアイテムとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

サンフランシスコ出身の(左から)ジャフィさんとゼフィルさん【写真:Hint-Pot編集部】
サンフランシスコ出身の(左から)ジャフィさんとゼフィルさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本の交通機関の複雑さに戸惑う外国人は少なくありません。アメリカからやってきたふたりは、ある便利なものを見つけてから快適な移動を楽しんでいるといいます。彼らが手に入れたものとは、いったいどんなものだったのでしょうか。

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日本の酒造に知り合いがいるジャフィさん

 初めて日本を訪れている、アメリカ西海岸・サンフランシスコ出身のジャフィさんとゼフィルさん。ふたりは10日間滞在し、富山や高山、京都、大阪、東京をめぐる予定です。

 ジャフィさんは、ワインの産地として有名な、カリフォルニア州のナパで飲食関係の仕事をしています。日本の酒蔵に知り合いがいることもあり、弟分のゼフィルさんを誘って日本へ行こうと決めました。

 日本へ来る前に、行きたい場所の計画をしっかりと立ててきたふたり。訪問予定地のひとつである富山は、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2025年に行くべき52か所」のひとつに選出されています。ジャフィさんはその発表がある前から、訪れることを決めていたそうです。

全国各地をめぐったふたりが利便性の高さに驚いたもの

 白川郷や奈良が印象的だったと語るふたり。日本各地をめぐるなかで、驚いたことがあるといいます。それは、交通機関の便利さです。

 ゼフィルさんは「カリフォルニアは、交通網がこれほどまでに発達していないので驚きでした。でも、戸惑ったのは初日だけで、翌日からはスムーズに乗れました」と興奮気味に語ります。さらに、日本の交通系ICカードの利便性の高さに舌を巻きました。

「日本のICカードって、地域が違っても使えるんですね! しかもバスも電車も地下鉄も。アメリカだったら、ニューヨークとサンフランシスコで互換性はないから、日本ではこれ1枚で済んでとても便利だなと思いました」

 日本で交通系ICカード全国相互利用サービスがスタートしたのは、なんと2013年。全国10種類のカードのうち、どれか1枚を持っていれば、このサービスに対応したすべてのエリアで、鉄道やバスを利用することができるようになりました。

 また、各交通系ICカードの電子マネー加盟店でお買い物もできるため、日本のお金の計算に慣れていない外国人観光客でも、手軽にショッピングをすることができます。

 ジャフィさんとゼフィルさんは、カードのおかげで快適に移動しているそう。日本の便利なアイテムを使いながら、日本の旅を楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)