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エンゲージリングの下見で“恐怖”したエッセイ漫画が話題に 「指輪見るたびそんな思い出いらん」
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下見はひとりで! 経験から学んだ指輪選びのルール
最近、婚約指輪は買わないというカップルが増えてると言いますが、やはり思い出のひとつとして贈られれば嬉しいもの。縁起物でもありますから、ワクワク楽しみながら選びたいですよね。婚約指輪を検討中にふと入ったお店でちょっぴり怖い体験をしたという女性の漫画が反響を呼んでいます。その経験から、婚約指輪をスムーズに見に行くためのコツや、選ぶときに重視したことがまとめられています。
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作者は4歳の女の子のママで、春には第二子を出産予定のmiki(chinoco.drawing)さん。普段はくせ毛の長女デフォルメしたオリジナルキャラクター「くるくるちのこちゃん」の育児イラストをメインに描いています。過去には「いやいやひめとわるーいくに」という作品で、子育て絵本大賞優秀賞に選ばれたことも。
そんなmikiさんが、「婚約指輪を見に行った話」を描いてみることにしたのは、おばけが怖いと思っていた幼い頃に、お母さんから「生きている人間より怖いものないから!」といわれたことがきっかけでした。そこからオカルト的な怖さではなく、実生活で起きた人間の怖い部分を発信したい、と思ったそうです。
数年前、6年以上も遠距離恋愛をしていた現在のご主人と結婚することになり、婚約指輪と結婚指輪を探していた頃のこと、mikiさん達はデート中にたまたまふと目に入ったジュエリーショップに立ち寄りました。
その時はまだリサーチ中で、「ちょっと覗いてみよう」と軽い気持ちで入店したのですが、すぐに2階のテーブルを勧められ、高級チョコを出されてしまい、少々断りにくい雰囲気。この日、mikiさんは即決する気は全くなかったのですが、アンケートを記入し、ダイヤモンドの違いを見せられ……と店員のペースに巻き込まれていってしまいます。
とはいえ、婚約指輪を見に行ったのはこの日が初めてだったmikiさん。今日は見るだけときっぱりと断りました。しかし、店員は値下げを提案するなど食い下がってきます。それでも首を縦に振らないmikiさんカップルを残し、店員は退席すると10分以上も放置されてしまったそう。
不審に思ったmikiさん達が様子を見に下の階に行くと、先輩に叱責され泣いている担当店員を目撃してしまいます。mikiさん達の姿に気が付いた店員達は、すぐさま営業スマイルになりますが、気まずさはマックス。
そして、さらに驚くべきことに、担当店員は涙を抑え、即決をすれば特別価格として破格の値段に割引すると提案してきました。最初の価格より「怖い」と感じるほどに安くなっており、ドン引きしてしまったmikiさん。「時間がないので」とダッシュで店を後にしました。そのお店にはそれ以降行きませんでしたが、店の前を通る度に苦い思い出が蘇るのだとか。
mikiさんはその時の苦い経験を踏まえ、結婚式場や指輪など、結婚にまつわる契約は、それ自体の魅力はもちろん、スタッフ・雰囲気・サービスなど総合的に見て決断したそう。
また、婚約指輪の下見は、その後ひとりで行くことにしました。カップルでなければ即日購入をゴリ押しされることはなく、「後日、彼とふたりで来ますね!」というのが締めのキーワードになるため、しつこく食い下がられることはないそうです。
「ずっと大切にできる指輪と素敵な店員との出逢いを祈っています」とmikiさん。漫画には、指輪を選ぶ際に重視したことが事細かにまとめられています。
意外にも似たような体験をした人は多いようで、「こちらの投稿を参考にしてから買いに行けば良かったなと思ってしまいました」「可哀想だから買ってあげよう! って、指輪見るたびそんな思い出いらんわー」など、コメントが寄せられました。一生モノの買い物、心から納得して購入したいものです。
(Hint-Pot編集部)