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令和を機に婚活を始めてみたけれど…35歳女性が語る「ちょっとしんどくなっている」こと

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

高まる結婚願望(写真はイメージです)【写真:写真AC】
高まる結婚願望(写真はイメージです)【写真:写真AC】

 今年35歳になった西城絵里さん(仮名)は、元号が令和に変わった頃から、本気で結婚したいと一念発起したといいます。「令和になってやたら有名人の結婚ニュースって聞きませんでした? 滝クリと進次郎の結婚とか衝撃でした。次は私の番! と、夏はひたすら自分に言い聞かせていました」と絵里さん。「令和元年婚」を夢見て、5月以降、休みの日のほとんどを婚活パーティーに費やしてきたそう。しかし、これといった相手に出会うことなく、最近「私、これでいいんだろうか?」と思うことが増えてきてしまったのだとか。婚活がちょっとしんどくなっているという本音を聞きました。

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平成が終わると思ったら…急に焦り始め、週末のほとんどは婚活パーティーへ

 ちょうど30歳のころ、恋人の転勤がきっかけで疎遠になり別れてしまってからというもの、5年彼氏がいないという絵里さん。もともと結婚に対してそれほど興味はなく、平日は仕事、休日は好きなロックグループのライブやフェスに出かけて発散するのが楽しかったため、周囲が結婚をしていっても全然気にならなかったそうです。しかし、平成が終わると思った途端、結婚について焦りを感じ始め、考えるようになったといいます。

「30歳になったときはなにも思わなかったのですが、なぜか35歳になって、急に結婚願望がムクムクと芽生え始めました。早くしなくちゃと。1対1のお見合いよりも、一回で出会う男性の人数が多そうな婚活パーティーのほうが良いかなと思って、参加することにしたんです。それからは週末というと、ほぼ参加していましたね。とにかく数をこなせば、結婚相手にすぐに出会えると思っていました」

数をこなすも、なかなか理想の男性と出会えずにモヤモヤ

 婚活パーティーといっても、形はさまざま。心理テストや性格診断などで相性の良い人がわかるものや、日帰りでバスツアーをするもの、相手の職業が限定されているものや年齢や趣味で区切られたものなど、多種多様なパーティーに参加したといいます。だいたいが司会者主導で男性達と順番に自己紹介。その後はイベント内容によりますが、フリートークやゲームなどを行い、最後は気になった男性を指名し、お互い気に入れば連絡先の交換などをします。

「うーん、なんかこう今イチというか。男性と話が弾まないんです。話題が広がらないことが多いですね。なにを話して良いかわからないし、聞き役に回ってもなにをどう返したらよいか。よく、婚活がうまくいく女性は『聞き上手』とか『相手から話を引き出せ』とか言われていますけど、自分が興味なかったり、知らない話題をふられても、『そうなんですね!』とか『すごいですね!』くらいしか言えなくて。結局、話が盛り上がらずモヤモヤした思いで帰ることが続きましたね」

 もともと、話好きの絵里さんでしたが、婚活パーティーでは作り笑りばかりで“不完全燃焼”のまま終わることが多かったといいます。そろそろ違う婚活の方法を模索したほうがいいかなと感じていた頃、偶然、友達同士で参加しているという30代前半の女性グループと出会い、初めてパーティー中に女性参加者達と仲良くなってしまったそうです。