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トイレ修理「390円から」広告で騙され55万円支払ったケースも 増加する高額請求トラブル 修理事業者の「意外なアドバイス」とは
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問い合わせた修理業者がすすめた依頼先
トイレや水漏れの修理に関しては、各自治体の水道局が「指定給水装置工事事業者一覧」を公開しています。修繕を依頼する際、こうした指定工事事業者から選ぶ人が少なくありません。
ただ、この制度は水道法に基づき、各自治体の水道事業者(水道局)が、該当区域で給水装置工事を適正に施行できると認定・指定するもの。ほとんどの自治体では、一般家庭の取引に関して、金額を含む契約内容について「水道局は関与いたしません」といった記載がされています。
トイレ修理の依頼先を探す奈津美さんは、「一覧から選んでもトラブルが起きるかも」と感じたそう。躊躇しつつも一覧からピックアップした事業者の口コミを調べ、電話で問い合わせしました。
「予定が立て込んでいると断られたけど、話を聞いたうえで意外なアドバイスをしてくれました。『その状況ならメーカーに依頼するのが一番安いし早いですよ』と」
奈津美さんが連絡した事業者によると、メーカーに修理を依頼するメリットは多いそう。
・取り換え部品の価格を上乗せされる心配がない
・ほかの部品交換が必要になっても持参している可能性が高く、すぐに対応できる
・修理内容ごとに標準の価格が決められている
また、支払いについては、修理完了後にメーカーから請求される形が多く、適正価格以上の請求をされてトラブルになることは避けやすいと説明してくれたといいます。
金額面でも納得感 「一番のメリット」と感じたこと

奈津美さんは、助言通りにメーカーへ連絡。実際に修理をしてもらったときの対応について、教えてくれました。
「修理に来たのはメーカーの人ではなく、メーカーが手配した事業者の方だと思います。修理箇所を確認すると、作業内容を示したうえで部品価格や修理の料金表などが載っている書類を見せながら、丁寧に説明してくれました」
担当者は、かかる金額や後日メーカーから請求書が届くことなどを確認して作業を開始。完了後は、作業内容と金額を記載した複写式の書類を見せて、奈津美さんがサインすると控えを渡して帰ったそうです。
「修理費用は、ネット広告の最安値みたいな金額と比較すると高く感じますが、訪問修理や工事の一般的な金額より少し安いくらいだと思いました。交換したパッキンは、もちろんメーカーの定価です」と、金額面でも納得感が大きかったという奈津美さん。
何よりも「高額請求トラブルになるかも……という心配がないのが、一番のメリットでした」と、メーカー修理をすすめてくれた担当者に深く感謝。良心的な事業者に連絡できた偶然を「すごくラッキーでした」と語りました。
緊急を要する不具合が発生した場合には、依頼先を吟味する余裕がないかもしれません。それでも高額請求トラブルを避けるため、最低限の比較検討など冷静に対処したいですね。
(Hint-Pot編集部)